第7・?話27
沖縄4日目の早朝
こっそりヴィラと二人で、皆が泊まるホテルに戻ると、仁王立ちで待ち構えている、紗理奈に見付かってしまった。
そして、夜遊びが過ぎた事にして、そのお詫びに午後から美ら海水族館に行く事に成った。
その早朝、トイレに行きたくなって、ホテル内のトイレに行くと
「勇太よ!そっちは男子トイレだぞ!」
と、ブレスレットのガイバーンが、男子トイレに入ろうとした俺を止めてくれた。
「つい以前の習慣で!」
今はダークエルフの女の子だった。
人間の女の子の擬装してるけどね。
そして誰もいない女子トイレに入ると不意に、ブレスレットのガイバーンが話し掛けて来た。
「勇太よ!彼女等と親しくなるのは良いが、余り親しく成り過ぎると、別れる時が辛くなるぞ?」
忠告した。
「解ってるよガイバーン・・・・」
と、項垂れながら応えた。
「何時別れる事になるか解らない。今日かもしれないし、明日かもしれない。もしかしたら1ヶ月先かも、それに何時までもこの時代に居る訳にもいかないぞ?」
と、補足するブレスレットのガイバーン。
そう、元の時代に戻ってアルスナーダの事、そしてこの時代に転移した事を、軍に報告しなければならない。
その前にアルスナーダで今、何が起こっているか確かめて、解決しなきゃならない!
それにヴィラを必ず迎えに来ると約束した!
と考えていると
「良いじゃないさ。どのみち別れは辛いに決まってるんだから。それにデカブツ、あんた忠告するのが遅いのよ!」
と、この身体の持主のガラナが、念波でブレスレットのガイバーンに話し掛けた。
「だから私はガイバーンだ!」
と、何時の様に訂正を求める、ブレスレットのガイバーン。
ガラナはこんな時しか話せない。
霊感の強い紗理奈と北条さんには、ガラナの念波が聴こえてしまう。
「それにしてもあのヴィラってエルフの娘、あの娘に」
と、ガラナが念波で言い掛けた時
「よせ!ガラナよ!」
と、突然ガラナの言葉を遮った。
ん?
何か疑問に思いながらも、ガラナに代わって要を済ませた。
自分で済ますのは、恥ずかしいと言うか、なんかガラナに悪いし・・・・
要を済ますと部屋に戻って、ヴィラの眠るダブルベッド前に立ち停まった。
ここは「ヴィラちゃ~ん!」と言いながら、ベッドにダイブして、殴られなければ成らないのか?
と、考えてると
「またバカな事考えてないで、早く寝なさいよ!・・・隣にいるのがあたしじゃないのが悔しいかど・・・・」
と、ガラナが念波で突っ込んだ。
何で解るんだ!
最後の方、なんか言ってた気がしたけど・・・・
仕方なくヴィラの寝るダブルベッドに潜り込んだ・・・・
ん~、やっぱり落ち着かない・・・・
そしていつの間にか眠り込むと、息苦しさで目が覚めた。
は!と気付くと、また寝ぼけてたヴィラに絞められていた!
またか~い!
「ギブ!ギブ!ギブ!ギブ!ギブ!」
とヴィラの腕をタップした!
するとヴィラが起きて
「あわわ!ごめんなさ~い!」
と慌てて謝った!
その時
「も~。また何の騒ぎ~?」
と紗理奈と北条さんが隣のダブルベッドから起きて来た。
その様子を見た北条さんが
「ヴィラちゃん?ベイフィールさんをイジる時は、コスプレー択よ。」
と、ナチュラルに自分の主義主張を話す北条さん。
何でコスプレ限定?
それに
「イジられてたの!?」
と言うと
「そんな訳ないでしょ!また北条さんが勇!?ベイフィールさんをコスプレさせたいだけなんだから!」
と紗理奈が突っ込んだ。
「ち!ガードが硬いわね!」
と、悔しがる北条さん。
謎の攻防戦が繰り広げられてるぞ!
そして昼に成り、ホテルで食事を済ますと、美ら海水族館へと向かった。




