第57話ー2
2017年1月、北条さん達とのメイド喫茶兼バーの、バイトと共に冬休みを終え、新学期が始まり北条さんと紗理奈とで、吉祥寺のL女学院に登校する途中、井の頭公園内の駅から、三人で横並びで歩いていると、ふ、と想う。
この時代で紗理奈と北条さんとで、バカを遣ってると俺の居た時代、約100年後の時代と異世界アルスナーダが、大変な事を忘れそうになる。
去年の暮れ、転移に必要なあの石の入手に失敗した。そして紗理奈を危険な目に遭わせて仕舞った。
その為、取り合えずは今年の6月に、過去の俺が転移して来る時、その転移の出口から侵入する事に成ったけど・・・・
このまま6月に過去の俺が、転移して来る時まで、待っていて本当に善いのだろうか?
かといってまたあの石を取り戻せるか疑問だ。
と自問自答を繰り返していると
「どうしたの?勇!?シフォンさん?眉間にシワを寄せて、そう言うの似合わないよ?」
と1年前の紗理奈が話し掛けて来た。
「偶には真面目に遣らせて貰えるかな!」
と紗理奈に返した!
「そうよ。空!?シフォンさん?そう言うの身体に悪いわよ?」
と冷静に北条さんに言われて仕舞った。
身体に悪いって!?
どういう意味かな!
気を取り直し、俺は二人に考えていた事を話し始めると
「此処では不味いわ。場所を代えましょう。」
と周囲をうかがいながら、北条さんが言った。
周りにはL女学院の生徒が何人か歩いている。
そして放課後オカ研の部室に集り、話し始めた。
「現状では厳しいわね。webに出品去れた、あの石が本物か怪しいわ。」
と北条さんが冷静に話した。
確かに、また偽物かも知れない。
だけど悲観しているだけではいられない。
「リディアンさんだ。」
と少し躊躇したけど唐突に言った。
その時二人はキョトンしていた。
無理もない。
今年の8月頃、今から7ヶ月後に吉祥寺の街中で見掛けた、リディアンさんに似た人だ。いや、似た人と言うよりその者な気がする。
もしかしたら、捜しに来てくれているのかも知れない。
リディアンさんは魔道師だ。単独で、又は転送盤で転移して来たのかも知れない。未来の話しだから躊躇したんだ。そして二人にリディアンさんの事説明した。
「あの女かい・・・」
とガラナに代わると呟いた。
「あの女は何か隠している気がする。信用しきれないねぇ。エトランジュの件もあるし・・・。」
と続けてガラナが言った。
エトランジュ・・・・
その時ガラナが、は!、としたのに気付いた・・・・
「ちょっと勇太?そのリディアンさん?とエトランジュって女の人は誰?」
と紗理奈が凄く食い付いて来た。
「リディアン殿はアルスナーダでは、魔道師を勤めている娘でな、まあ勇太とは紗理奈が考えている様な関係では無いぞ!ガハハハハ!・・・だがエトランジュの事は・・・・」
とブレスレットのガイバーンが説明したけど・・・・
「・・・まあエトランジュ事は聞かないで遣って貰えないかい?」
とガラナが紗理奈に話した。
紗理奈も何か察した感じだ・・・
「何があったかは知らないけど、今は私達が居るよ?勇太。」
と紗理奈が優しく話し掛けて来た。
「そうよ。だから悲しまないで。」
と続けて北条さんも
「二人共ありがとう・・・・」
と呟くと北条さんが
「だからまた・・・・コスプレしてね。」
せっかくいー感じに収まろうとしてたのに、台無しするかな!
この人は!
「で、そのリディアンさんが今も、空渡君を探しているのかも知れないのね。」
と北条さんが確認して来た。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
な!何だ!この圧は!
「いいわ。そのリディアンさんと、webに出品去れるあの石を探そうじゃない?」
と北条さんが何故かムキに成ってるぞ!




