第7・?話16
オカ研の合宿で沖縄に来て二日目、朝にヴィラが来た騒動で、ミステリーツアーに遅れて仕舞った俺達、北条さんと紗理奈、そして同行するというヴィラは、取り合えずレンタカーで行く事になり、レンタカー店に向かおうとしていた。
そして、北条さんがチェックアウトアウトをしようとした時、フロントの隣にレンタカーの受付があるのに気付いた。
「丁度良いわ、此処で借りましょう。」
北条さんは手際よく、一番安いコンパクトカーを借りた。
「え~。どうして私が勇!?ベイフィールさんの隣じゃないの~?」
とヴィラが顔を膨らませているぞ!
「だってヴィラちゃんは場所が解らないでしょ?」
と北条さん。
「ブ~!」
とヴィラ。
なんか紗理奈も同じ様な事を、遣ろうとしたみたいだぞ!
その様子を見て、なんかたじろってるし!
そして車に俺が運転席に北条さんが助手席、紗理奈とヴィラが後部座席に座った。
「其じゃ先ずは古宇利島に行くわよ。」
と北条さんが話し掛けて来ると、北条さんはナビを設定した。
「古宇利島?」
と俺が返すと
「古宇利島には人類発祥の地と、伝説があるのよね!」
と紗理奈が嬉しそうに説明した。
「詳しい事は現地に行ってからにしましょう。」
と北条さん。
俺はナビに従い、車を走らせた。
事前にガイバーンに、この100年前の車の使いかたを、教えて貰ってはいたけど、結構遣りにくい。
「ちょっとベイフィールさん大丈夫?」
あたふた運転しているから、北条さんが心配に成ったみたいだ。
「大丈夫大丈夫!久しぶりだから忘れてたのよね!」
と誤魔化した。
俺の時代、詰り100年後の時代で免許を取ってはいたけれど、身体を使った運転と、脳内通信ネットワークシステムミラージュを使った、脳波での運転はしている。
まあ普段は自動運転にして、自分で運転はしてないけどね。
そして視界にバックアップ標示が現れるから、ナビを見る必要がないんだ。
今はミラージュがないから、其れは出来ないけど・・・・
そしてしばらく車を走らせていると、島に渡る為の大きな橋が見えて来た。
俺はナビの支持通り、その大きな橋を渡ると、島沿いの道走った。
ナビの指示だとこの辺りだな。
「あ!あの石碑の所で停めて。」
と北条さんが呼び指す先を見ると、何か真新しい大きな石碑があるのが見えた。
俺は取り合えず、車を横付けして停めると、皆は石碑の所に集り
「此処よ。人類発祥の地は。」
と北条さん。
「昔、宇治利島に男女二人の、裸の子供が空から降りてきたわ。二人の子供は毎日空から降ってくる、餅を食べて幸せに暮らしていた。ある時、餅が降って来なく成ったらと不安に思い、餅を少しずつ蓄える様に成った。その時から餅が降らなく成ったわ。」
ふと、ヴィラを見るとなんかわくわくしながら聞いてるぞ!
おっと!北条さんの話しを聞かなくっちゃ!
「二人の子供は驚き悲しんで、空のお月様に向かって『お月様、お月様、お餅を恵んで下さい。』と何度も何度もお願いしたけど、二度と餅は落ちて来なかった。二人は生きていく為に、浜で働く様に成った。その時ジュゴンが交尾する姿を見た二人は、男女の違いを知ると、恥ずかしく成り、クバの葉で隠す様に成ったわ。」
と北条さんが話し終えると
あれ?あの話しに似てるぞ!
「何処かで聞いた様な話しじゃない?」
と一点歩遅れて話し掛けて来た。
「アダムとイブの話しに似てるね。」
と俺は応えた。
「もしかしたら欧州から伝わった話しかもね。」
と紗理奈が笑顔で話し掛けて来た。
「まあそうかも知れないわね。遥か欧州から中国に伝わり、中国と貿易を行っていた琉球の時代に伝わったのかも。」
と北条さんもアゴに手を当てながら話した。
「そんな事から恋愛のパワースポットにもなってるみたいね。」
と付け加えた。
「ちょっと勇!?ベイフィールさん?この石碑に向かって祈ろう!」
と紗理奈が石碑の前に俺を、引っ張り寄せた。
「ちょっと女の子同士で何遣ってるの?だから不純同性交遊はダメよ。」
とイタズラな笑顔で話し掛ける北条さん!
「だからしてないから!」
と慌てて抗議した!
今の俺は人間の女の子に擬装した、ダークエルフの女の子だからなぁ。まあ、ダークエルフの女の人のガラナに憑依しているけど
「それと二人が住んでいたと伝わる、場所があるわ。」
と続けて北条さんが案内してくれた。
石碑の向かいの海岸に降りて行く。岩場の上をつたって降りて行くと、貫通した洞穴の様な場所の前に来ると、北条さんが
「此処よ。」
と指を指した。
此処に二人が住んでいたのか~・・・
「わ~!」
とヴィラが入って行ったぞ!
「気を付けるのよ!ヴィラちゃん!」
と紗理奈が心配してる。
なんかおかあさんみたいだぞ!
その時!
ブレスレットのガイバーンが、呼び掛けて来た。
「大変だぞ!勇太!例の艦が攻撃し始めたぞ!」




