第7・?話13
夜遅く、ホテルのダブルベッドで、寝ぼけた紗理奈に抱き枕に去れた時、外から悲鳴が聞こえてきた!
俺は一緒に行こうとする北条さんを制止すると、ホテルを飛び出し、悲鳴のする方に向かった。
するとホテルの前の砂浜で、獣魔に襲われそうな女の子を見付け、俺はとっさに物陰に隠れて、ダークエルフに変身した。
「行くぞ!」
俺は襲われそうな女の子の前に立ちはだかった。
「ダークエルフさん!助けに来て呉れたんですね!」
「さあ!今のうちに逃げて!」
と後ろに居る女の子に振り向き促すと、女の子は会釈して逃げて行った。
「こんな所まで獣魔が現れる様に為ったのか!円陣は何処に?」
「そんな事より勇太!あたしに代わりな!」
とガラナが言って来た。
未だ本調子じゃない、俺の事を気遣ってのようだ。
今の獣魔はアルスナーダの時より、明らかに強く成っているからだ。
だけどどうして?この世界の何かが影響しているのか?
そう言えばガラナが以前、この世界にはアルスナーダより強力な、邪悪なポイントが点在してると言っていた。
ガラナは半分魔が混じってるから、パワーを貰うとも言っていた・・・・今は後にしよう・・・・
俺は素直にガラナに代わった。
「行くよ!」
ガラナはバッグステップして距離を取ろうとした。だけど砂に足を取られ、倒れそうに成った。
その隙を突いて獣魔が追撃して来た!
「仕舞った!」
そして獣魔が強力な張り手攻撃をして来た時、ガラナは咄嗟に
「風の聖霊よ!ショットウェーブ!」
衝撃波の魔法の勢いで、後に急速に後退すると共に、体勢を立て直した。
其れと同時に獣魔に直撃!近距離からの攻撃を受けた獣魔は、後に吹っ飛んだ。
「危なかったわ!」
だけど一安心もつかの間、獣魔は直ぐに起き上がり向かって来た!
グォォォォォォォォォォォォ!
「鬱陶しいぃねぇ!風の聖霊よ。エアスラシャー!」
ガラナはカウンターでカマイタチの魔法を放った。
だけど獣魔は左に交わし、噛みつき攻撃をして来た!
「早い!」
更にガラナは
「火の聖霊よ。フレイムウォール!」
魔法で目の前に炎の壁を作り出した。
だけど獣魔はジャンプして上から現れた!
俺は咄嗟にガラナから代わり!
「居合い掌!」
獣魔の首を左腕で受け流し、右手で鳩尾に気を集約した打撃を与えた!
そして獣魔はそのまま崩れ落ち、動かなくなった。
「今だ!ガイバーン!」
俺は上空で待機する、ガイバーンに向かって叫んだ!
「了解!パーティクルデコンポジション!」
と上空のストライクフライヤー形態の、ガイバーンが応えると
獣魔は光と共に無数の粒子に分解して、消えて行った。
俺は上空で待つ、ストライクフライヤー形態のガイバーンに飛び乗り、その場を後にした。
翌朝
俺はまたあのダブルベッドの真中に寝ていた。そしてまた紗理奈に抱き枕に去れていた。
う~ん、落ち着かない・・・・
あれから帰って来て、北条さんに心配去れたけど・・・
左に首を向けると、北条さんは良く寝ていた。
もう朝10時を過ぎた頃だろうか、入り口の扉をノックする音がした。
すると二人も起きた。
「私が出るよ。」
と扉を開けると
「来ちゃった!」
とヴィラがいた!
「え!?どうして此処が解ったの?」
と俺はヴィラに聞くと
「此処にお姉さん達の匂いがしたから。」
とヴィラが答えた。
ってワンコかい!
というか、エルフにそんな機能があったんかい!
とそんなやり取りをしていると、北条さんと紗理奈も遣って来た。
「キャーこのエルフのコスプレの女の子カワイイー!でもこの子誰?」
と紗理奈が喜びながらも、不機嫌そうに言った。
その後北条さんが
「やっぱりデートだったのね。」
とニヤっとしながら言った。
頼むから煽るの止めて!
「でもこの子本当に可愛いわね。で、お持ち帰りは出来るのかしら?」
と北条さんが冷静に、耳元でコソコソ話して来た。
アンタもかい!
なんか時空を越えて、リスミーさん粒子が流れ込んでいるのだろうか・・・・
俺は気を取り直し、ヴィラを友達として紹介した。




