第7・?話37
斎場御嶽の祭壇に居着く邪神アカマターを倒し、チケット売場までヴィラと戻ったら、長谷川さんが話し掛けて来た。
「ヴィラちゃんも一緒だったのね!突然戻って行ったからどうしたのが心配したけど、大丈夫なの?調子悪くない?」
と、身体の隅々まで見て心配していた。
俺はあの場で時間稼ぎをしていたら、井の頭公園のダークエルフが助けに来て、あの場所に居着いていた邪神アカマターを倒した事で、あの場所は安全になった事を告げた。
そして北条さんと紗理奈の状態を長谷川さんに伺うと、あの場から離れたら、徐々に回復していた事を言っていた。
その話しを聞いていた北条さんは
「興が冷めたわ帰りましょう。」
と、すっかり冷めきっていた。
紗理奈は
「バカ!何で無茶するの!」
と、詰め寄られてしまい、俺はゴメンとしか言えず・・・
「まぁ良いじゃない?皆無事だったんだから!」
長谷川さんがその場を収め様としていた。
「そうだよ!ガラナが頑張ったお陰でもあるんだよ!」
とヴィラも続く。
「あ!そうだ!ベイフィールさんはコスを脱いで服を着替えないとね!」
と、こちらを見ながり思い出した様に話す長谷川さん。
すると、即反応する北条さんは
「今度は私も手伝ってあげるわ。」
と、うっとりしながらこちらに話し掛けて来た。
「い!いえ、結構です!」
そう言えばそっちも行けるとか言ってたな・・・
と、拒否るも聞く耳を持たない北条さんに、長谷川さんと紗理奈が防御に入り
「ち!防御が硬いわね!」
と、北条さんは諦めた。
そしてレンタカーに乗り込みホテルへと戻り、皆で夜のブュッフェで食事をとり、ホテルの自室に戻って話していると、突然ドアをノックする音がして
「あたしよ!開けて!」
と、ドアの外から声がした。
ん!?聞き覚えのある声だぞ!
俺はまた
「あたしよ!開けて!サギだから開けない方が良いよ!」
と、言うと北条さんが
「前回も同じ事を言ってたわね。そうすると貴女にとって都合が悪い人物なのね。」
と、ニヤッとしてドアを開けた。
するとそこに居たのは白き衣を纏った、女神アマメキヨだった。
「来ちゃった!てへ!」
と、てへペロをする女神様。
またこのパターンか〜い!
「きゃー!この女の人はベイフィールさんの知り合い?凄いコスプレ〜!」
と、直ぐに反応する長谷川はスマホで写真を撮りまくり始めた。
その内調子に乗ってポーズを取り始める女神様。
「ちょっと勇!?ベイフィールさん!この女の人は誰?」
と、紗理奈が詰め寄られたけれど、本当の事は言えない。
「ちょっと!」
と、俺は女神様とヴィラを連れて部屋の外に出て、女神アマメキヨに聞いてみた。
「斎場御嶽の管理は大丈夫なんですか?」
「実はあれからニライカナイに戻ったら、散々怒られちゃって〜えへへ。」
と、応える女神様の表情にわずかな陰りを感じた俺は、頭をかきながら
「仕方ないですね、じゃあ取り敢えず、親戚のお姉さんと言う事にして、一緒にいましょう。ヴィラもいいね?」
とヴィラの同意を得た。
その時の嬉しそうな女神様の姿に少しホッとした。
そして再び部屋に戻った。




