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マテリアルチェンジ   作者: nikora
7話シリーズ合宿編4
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第7・?話36

 斎場御嶽の祭壇の前まで来た時、北条さんと紗理奈が不調になった。俺はヴィラと長谷川さんに2人を連れて、チケット売場まで一旦引き返す事を伝えた。


「一旦戻ろう!」


と言った瞬間強力な威圧感が伝わって来た。


く!


そして祭壇に巨大な大蛇が姿を現した。


振り向きヴィラと長谷川さん達に


「動けるなら2人を連れて先に逃げてくれ!」


と、ヴィラと長谷川さんに伝えた。


だけどその時ヴィラが何か訴えたそうな表情をしていたのが気になった。


そして4人が行った所でこの身体の持ち主の、ガラナが話し始めた。


「勇太!この気配は神聖なる者と魔たる者が合さった感じがするわよ!」


何でそんな者が神聖な場所に存在するんだ。


「あれはもしかすると沖縄の伝承にある邪神アカマターかもしれないぞ勇太よ!」


と、ブレスレットのガイバーンが憶測を話した。


アカマター、かつて神と去れた蛇の神、時代が新しくなるに連れ、忌み嫌われる様になり、沼に住まう邪神と去れた。


経緯は違うけど西洋の竜に似た立ち位置だ。


結局人間の身勝手さが原因なんだよな。


まぁいつもの事だけど・・・


対峙する俺はエジプト第6王朝最後の、そして暗殺の女ファラオのコスプレをしているとか、なんて酷い組み合わせだ。


「邪神だってぇ?それで聖と魔の波動を感じた訳ね。勇太!あたし等じゃ少々苦戦するかもねぇ。

ただ、神聖魔法なら効果絶大かもしれないわよ。」


と、ガラナが念波で話し掛けて来た。


神聖魔法だと魔に属するガラナじゃ使えないし、聖職者でもない自分にも使えない。


効果があるとしたら、アルスナーダのユニコーン族の女剣士エルティナより授かった無効果の技で、鬼丸国綱によるおぼろ斬りしかない。


後は獣魔の王サタンに通用しなかった、未完の技で何処まで出来るか・・・


「周囲に人は居ないぞ勇太よ!」


と、促すブレスレットのガイバーン。


よし!


俺はブレスレットのガイバーンに向けて呼んだ。


「現れろ!ガイバーン!」


「了解!」


と、応えるブレスレットのガイバーン。


すると上空に光と共に無数の粒子が集り、飛行形態のガイバーンを構築、物質化して行き現れた。


更にガイバーンのブレスレットを呼ぶ。


「マテリアルチェンジ!ダークエルフ!」


「了解!偽装解除!コスチューム変換!」


と、更に応える飛行形態のガイバーン。


すると白目にエメラルドグリーンの瞳から、黒目に金の瞳へブロンドの髮から銀髪へ、人間の耳のフォログラムが解かれ、ダークエルフの長い耳に可視化去れ、エジプト第6王朝女ファラオのコスチュームから、ガラナのビキニアーマーに変換した。


「ガイバーン!鬼丸国綱を転送してくれ!」


「了解!マテリアルチェンジ!鬼丸国綱!」


すると目の前に光と共に無数の粒子が集り、鬼丸国綱が出現した。


俺は鬼丸国綱を掴み取り戦いに挑む。


俺は最初からおぼろ斬りで攻撃を加えた。


手応えはないけれど、気配が薄れるのは感じ取れた。


「やっぱり精神体か。」


するとアカマターの身体光り始めると


「ぐあ!」


グラビティプレッシャーか!


身体を地面に押し付けられた。


こいつ魔法が使えるのか!


「勇太!あたしに代わりな!」


俺はとっさにガラナに代わり


「アンチマジックフィールド!」


ガラナは魔法を無効化して羽を出し飛び上がり、更に魔法攻撃を加えた。


「プラズマアロー!」


雷撃系の矢の魔法を放つガラナ、矢は貫通するも、あまり効果がなさそうだ。


「チマチマ遣らないでデカいのを喰らわせてやるよ!」


すると周りが薄暗くなり、複数の雷が落ち始めると、アカマターの身体がまた光り始め


「避けろガラナ!」


俺は念波で伝えるとガラナ右に避けた時、ガラナが居た所の岩盤が砕けた。


こいつキャリブレーンと同じに、グラビティプレッシャーを横に放ちやがった!


更にアカマターはライトニングアローの飽和攻撃を仕掛けて来て、ガラナは防戦一方で攻撃が出来ない。


そんな状態が続くと、上空の一部が鐘の音と共に晴れて来て、日差しが降りてくると巨大な魔法陣が現れて


「セイクリッド!ピュリフィケーション!」 


と、声が聞えて魔法陣がアカマターに降りて行き、強力な光りが放ちアカマターは消えて行った。


すると


「勇太〜!」


とヴィラが空から降りて来たから、ガラナが代わってくれた。


そして抱き着かれてびっくりした。


あの魔法を放ったのはヴィラだったのか!


アルスナーダではエルフの戦士の末裔のエルフは信仰の対象だ。


だから神聖魔法が使えるようだ。


「常世の理に外れる者よ。ありがとう。」


皆で喜んでいると声が聞えて来た。


「私は七つの御嶽を創生した女神アマメキヨ。此度の働きに感謝する。」


と、声がする方を見ると祭壇に白き衣を纏った、美しい女神様が竚んでいた。


更に女神アマメキヨはお礼がしたいと言っていたけれど、友達を救けたいだけだったと応えた。


その代わり、この御嶽から他の異世界に転移出来ないか聞いたら、この御嶽は神々の世界ニライカナイにしか行けないと言っていた。


すると女神アマメキヨは


「では、その代わり私の加護を授けましょう。」


と、言った。


俺は疲れていたのか


「カゴですか。」


と応えると女神様は


「おどれナチュラルにボケとる場合ちゃうで〜。オモシロイやんけ〜。」


え!?


何かキャラが変ってない?


「ううん!失礼。では加護を授けましょう。」


と、女神様が言うと光りが放射去れて、何か力が加わるのが解った。


あれ?またキャラを戻したぞ!


俺は女神様に何故邪神アカマターが居座っていたかを聞いてみた。 


すると女神アマメキヨは


「それは・・・ちょっと徹夜ソシャゲをやってたら疲れて寝込んじゃたのよね~。その隙に七つ御嶽に抑えら

れちゃったのよ。イベント中だったから必死なっちゃってアハハハ〜。あ!?」


ぶっちゃけちゃったよ!


「うむ!では仕方ないないな!」


と、ガイバーン。


仕方ないんかい!


きょとんとするヴィラとガラナ。


「でしょ〜。」


と笑って応える女神様。


ダメだこの女神・・・


流石に事態が薄っすら解ったのか、突然ガラナに代わり女神様を叱り始めた。


その時の女神様は小さくなっていたのは言うまでもない・・・


「最近の流行りだからな!駄女神は!」


と擁護してるのか?ガイバーン?


そんな流行りに乗らなくて良いから!


「と言うか、どうやってソシャゲをプレイしてるんですか?」


と女神様に聞くと


「落ちてたスマホを拾って使ってたら、ハマっちゃって〜。」


と、普通に応える女神様。


それ窃盗では?


通信はどうしてるのか聞いたら。


「私の力で通信してるのよね~。」


お巡りさ~ん!


「だって来てくれてる人が遣ってて面白そうだったんだもん!」


と、更に女神様が嬉しそうにしてるんだけれど。


だもん!じゃないから!


「うむ!仕方あるまい、私が最新のスマホをマテリアルチェンジして差し上げよう。通信料はそう、沖縄県に請求出来る様、話しを付けようではないか!ガハハハハ!」


と、ガイバーンが豪語してるけど、そんなの通る訳ないでしょ!


「ううん!しかと心得た、ではさらばじゃ。」


あ!?


最後は繕って去って行ったよ。


あれはニライカナイに戻ったら、怒られるだろうな〜。


何か後でガイバーンと通信して遊んでそう・・・


そして


ヴィラとガラナが置いて行かれながらも、チケット売場まで戻る事にした。

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