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マテリアルチェンジ   作者: nikora
7話シリーズ合宿編4
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第7・?話35

 沖縄5日目、レンタカーを借りて

俺達オカ研メンバーにヴィラと長谷川さんが加わり、沖縄最上位の聖地、斎場御嶽へと到着した。


チケット売場近くの駐車場にレンタカーを停め、俺は車を降りる前に長谷川さんにバカをやらない様に釘を刺した。


長谷川さんが沖縄の聖地で何か粗相をしないか心配だ。


そして俺達はチケットを買い、その施設で注意ビデオを鑑賞してから、斎場御嶽へと向かおうとした時に、長谷川さんが話し掛けてきた。


「ねぇベイフィールさん?このコス着てくれない?」


と、手荷物から何か服を出して来た。


群青と金のツートンのターバン?に群青と金のツートンの棒?が2つに、白いビキニなのか?エジプトの胸当てみたいのと群青の長いウイッグに杖を出して来た。


それと白い円筒の様なネコ目のぬいぐるみも出して来た。


「流石だわ長谷川さん、褐色女子のベイフィールさんにこのコスはぴったりだわ!それに小道具のメシェド様も良いわ!」


と、その服を見た北条さんが興奮気味に長谷川さんに話していた。


何で?


「お願い〜絶対粗相をしないと約束するから〜。」


と、粘る長谷川さん。


う〜ん・・・


長谷川さんの不敬行為で紗理奈や北条さんにヴィラがとばっちりを受けるのは避けたい・・・・


仕方ない


「良いよ。」


と、応えると北条さんと長谷川さんが大喜びしていた。


「でも着替える所なんてないよ?」


と、言ったらトイレで着替えれば良いと言われ、仕方なくトイレの個室で着替えようとした時に躊躇した。


この身体の持ち主のガラナの裸を見る事になるんだよな~・・・


今念波で会話すると霊感の強い北条さんと、紗理奈に会話が聞えてしまうから話せない。


ガラナに代わって着替えてもらうか?


でもガラナとサイズが違うから、服が破れるかも?


「未だ〜?」


と、外から長谷川さんの声がして来た。


仕方ない!


ごめんガラナ!


俺は恥ずかしながら着替えた。


トイレの個室から出ると、北条さんと長谷川にノリノリでメイク去れてしまった・・・。


トイレの鏡でメイクの終った自分を見ると、自分じゃないみたいだ。


まぁ元々この身体はガラナだから自分じゃないんだけれど。


そしてトイレから出ると、ギョッと去れたりガン見去れたり、写真を撮られた。


「ベイフィールさ〜ん!不敬ですよ。って言ってみて〜。」


と、長谷川さんと北条さんがリクエストして来た。


あんた等が不敬だわ!


「うむ!これはあのソシャゲのエジプト系キャラだな!」


と、ブレスレットのガイバーんが突然言って来た。


あ!


またかい!


「このイケオジ系のダンディーな声は誰?」


と、食い付く長谷川さん。


「またこのダンディーな声、同士のニオイがするわ!」


と、キョロキョロしながら北条さんが興奮気味に言った。


俺はまた物陰に隠れて、コソコソブレスレットのガイバーンを叱った。


そして斎場御嶽までの、緩やかな登り坂道を歩く。


暑い、7月が終わる頃でもコスプレしながら歩くのはキツい。


暑い思いをしながら10分位して現地に到達した。


何か急に空気感が変った気がする。


その時ヴィラが少し警戒した様に感じた。


それとこの身体の持ち主のガラナも、警戒態勢に入ったのも。


その場所には石畳が敷かれ、木々と岩が多い。点在する拝礼所に祈りを捧げながら、大きな岩と岩の間のトンネルを抜けて、更に岩畳の道を歩いた。


すると大きな岩の前に石畳みで、一段高い祭壇と思われる場所の前に来た。


「このシチュエーションは良いね!ここでコスプレ撮影をしたい!」


と盛り上がる長谷川さん。


あ!?


「おい!」


どす!


前を歩いていた北条さんが足を滑らせ、急に倒れそうになったので、俺はとっさに北条の後から両腕を腰に回し抱き留めた。


「ありがとうベイフィールさん。」


と、北条さんが振り向き頬を少し赤らめ言った。


「う、うん・・・。」


カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!


後を振り向くと


あー!!


長谷川さんがスマホで撮りまくってるー!!


北条さんは自力で立てなさそうだから、放す訳には行かない。


直ぐにヴィラと続いて長谷川さんが駆け付けて、北条さんを支えてくれた。


後、後から物凄い圧が!?


出所は一瞬で理解した・・・


俺は恐る恐る後を振り向くと、物凄い形相の紗理奈さんを発見した!


でも少し様子がおかしい。


何か少しフラフラしている。


俺は北条さんをヴィラに任せて、紗理奈の元に駆け寄り、前から抱き留めた。


「ありがとう・・・勇太・・・。」


と、具合が悪そうに微かな声で紗理奈がお礼を言ってくれた。


まさか二人共具合が悪くなったら、戻る様に言ったから無理をしてたのか!?


ゴメン!二人共!俺が余計な事を言ったから・・・


そんな事を考えていると長谷川さんは


「君のせいだけじゃないよ!ネットで調べて霊感の強い人は頭痛がしたりすると書いてあったけどここまでなんて・・・私もここに来る前に2人に話したんだ。辛くなったら戻る様にと・・・。」


「一旦2人を連れて戻ろう!」


俺はヴィラと長谷川に手伝ってもらって、一旦チケット売場まで戻る様に話した。

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