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詩*夜空へ*

眠れない夜

作者: a i o

僕にとって

朝は朝でしかないのに

夜が夜じゃない人びとと

起き続けている


窓を開ければ

昼間の蝉は星になってしまったから

強く弱く瞬いては

透きとおる声


いつも

遠くばかりを想っていた君は

いとも簡単にここを脱ぎ捨ててしまって

溢れかえった不在が

そこかしこに染みついている


眩しいぐらいがちょうどいい、

逆らってばかりの君は

笑いながら

夜にさえ立ち向かっていたけれど


ひとつふたつと

消えていく窓

僕の頭上の

雲と星と星雲

気が遠くなるばかりだから


眠りながらも

部屋の明かりを

絶やさなかった

君は

きっと

誰よりやさしい





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