プロローグ
初めての作品です。
どうぞ温かく見守ってやってください。
魔王城の最深部である玉座の前に勇者はいた。
その勇者の佇まいは返り血で染まっており身体の至る所に傷がついていた。
それとは対照的に魔王は黒く禍々しいオーラを纏いその表情は余裕の笑みで勇者を前に玉座に座っている。
「すごい傷じゃないか勇者くん。それに他のパーティはどうしたんだ?」
そう言いながら驚いた表情つくり冗談交じりに笑って尋ねた。
「くっ、、くそおおぉぉぉ!!!お前だけは絶対倒す!!!」
憤怒の表情で自身のすべての魔力を身体に纏い音を置いて行くほど速い剣戟を魔王に向かって放つ。
満身創痍だと思っていた勇者が予想外の攻撃に受け切ることができず胸部から腹部にかけて深い傷を負う魔王。
その表情に先程の余裕の笑みは一切なく焦りと怒りが入り混じった表情に変わる。
その表情をみた勇者はここぞとばかりに剣戟を放つが勇者が負っている傷は深く魔力も残り僅かであるため勝ちを急ぎ大きな隙ができてしまう。
そこへ魔王の鋭い剣が勇者を貫くが勇者の剣も魔王に届いており2人は相打ち。
「く、くそおぉぉぉぉぉぉ」
怒りの咆哮のあげ倒れる魔王。
勇者はそれを見て達成感を胸いっぱいに息を引き取った。