表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集<君に届け!>

コントロール

作者: papiko

譲れない想いがあって

人は時にそれを正義と言ってしまうけれど


気を付けて

それは誰かにとっての悪かもしれないよ


正しいことも

間違ったことも


見える方向が逆になると

意味も逆になるんだ


僕らは矛盾した自己を

常にコントロールしなきゃならなくて

うっかり疲れてしまうから


間違ったことを正義と称し

正しきことを悪となす


そんな反転を容易に引き起こす生き物なんだよ


賢くあろうと努力をしても

賢いことが

記憶力なのか

想像力なのか

破壊力なのか

計測不能の思考体


認識のずれが誤解を生むんだと

知っておかなければいけないんだ


正義も悪も時代と個人の中で

矛盾する思いとして常にせめぎ合う


それが僕ら人間なんだ


人間と動物の違いは未来志向だと科学者はいうけれど

僕はそれだけじゃないと思うんだ


自己の抱える矛盾をどれだけの数

気が付くことができて

それをどれだけ抱えて生き抜けるか


それが僕ら人間が獲得した叡智なるものなのかもしれない


だから時には省みよう

己の足跡である過去を


時代の流れに囚われないように


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] Twitterでお世話になっております、太ましき猫です。 遅ればせながら、伺わせて頂きました。 矛盾に対しての多角的な視点と認識は、意識してなお難しい事柄だとよく思います。 特に自分の欠点…
2015/05/09 21:43 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ