第二話-親友-
優也は一人
静かな怒りを抱え込み
しかしそれを表に出すことは決してせずに
いつもの通学路を歩いていた。
するといきなり視界がブラックアウトした。
そう後ろからいきなり何者かに
両目を塞がれたのだ。
優也はあわてて
「だっ誰だっ!
手をどけろっ!!」
その何者かがしゃべった。
「ゆーうやっ!俺だよ俺!
わかるだろぉ?親友だもんな♪」
やけに陽気の良い声が聞こえてきた。
「.....なんだお前かよ。
啓治.....まったくお前は!」
そう優也が言うと視界をブラックアウト
させていた両手が外れた。
そして優也が振り向くと
その手の主はニコニコしながら
言った。
「あーったり!さっすが俺の大親友!
最近の様子はどうだ?
あの家の住み心地には慣れたか?」
この陽気なやつは栢本啓治
俺とは施設からの友人で
とても勘の鋭い奴だ。
そしてその勘の良さを施設にいたころ
政府に買われ
今ではあの憎き超常生物処理課の役人
になっているのだ。
しかしそんな憎き役人になってしまった
親友だが
啓治自体が嫌なやつになったわけでも
なにもないので俺はいまだに啓治とは
親友の関係だ-
しかし俺の秘密が啓治にバレてしまえば
この関係も壊れてしまうかもしれない
そう.....言っていなかったが俺は
世の人々に超常生物と呼ばれている
超能力者達のテロ集団
リバーシのリーダーなのだから。
今朝のニュースが告げていた
頬にアザのない超常生物とは
この俺のことだったのだ.....
このアザは前にも言ったが
その個人の能力を表している。
しかし能力を示すアザがない俺は
能力不明.....
だが自分で研究したところ
俺には他のものの能力を
コピーしてどんな能力でも
使えるらしい。
そして、
この超能力を手にいれた俺は
この世界を変える決心をしたのだった。
リバーシという革命集団で-.....
それを考えていると
啓治が心配そうな顔で俺の顔を
覗き込んできた。
「おーい!大丈夫か?
返事無いけど、もしかして
あのいえ気に入らなかった?」
俺はとっさに
「いやいやいや、そんなことないさ!
施設なんかと比べ物にならないくらい
快適だよ。ありがとう啓治。」
そう言うと啓治は
嬉しそうに「おう」といいうなずいた。
そんな会話をしているうちに
俺たちは学校についていた-
すいません!遅れました(((^_^;)
これから2週間こちらの都合により
不定期になってしまうかもしれません
読んでいただいている方々
どうもすいませんm(._.)m