プロローグー決意ー
いやぁ、初めてこのサイトの存在を知り
思い付いたネタを小説にしてみましたが
いやはや小説って書くの難しいんですね(;゜0゜)
こんな作品で少しでも楽しんでいただければ幸いです。
ではでは前置きはこれくらいで(^-^)/
一軒の家の玄関前、
いや...数時間前までどこにでもあるような
家だったのだろうものの残骸の前に、
サッカーボールを抱えた少年が立ちすくんでいた。
少年の視線の先には
一枚の貼り紙が貼ってあった。
そこにはこう書いてあった-....
『須藤祐介(32)須藤明里(30)の両名が人間ではないことが
判明したため超常生物処理課によって処分させていただきました。
なお、この両名の間には六歳の少年がいたことも判明しましたが
この少年は一般的な人間だということが証明されておりますので
見つけ次第こちらにご連絡をお願いします。
日本政府特務機関超常生物処理課』
この文章の意味を理解した少年は
先ほどまで抱えていたサッカーボールを力が抜けたように落とした。
ボールは悲しげにトントントンと音をたて
転がりやがて静止した。
するとその少年はいきなりその貼り紙を
真っ二つに破り
今にも泣き出しそうな顔で言った。
「.....何だよこれ...嘘だろ?
なぁ...母さん...父さん...どこにいるんだよ...まさか...死んだわけないよな?
今日の朝までいつも通りの笑顔で
俺を見送ってくれてたもんな.....」
しかしそう呟いても
もうどこからも返事は返ってはこなかった。
しばらく黙りこんだ少年は
鬼のような形相で発狂したかのように叫んだ。
「お母さん!!お父さんっ!!返事しろよ!
俺にいつも通りの笑顔を
いつも通りの優しい声を聞かせてくれよっ!!!」しかし相変わらず返事は返ってはこない。
すると少年は破り捨てた貼り紙を拾い上げ握りしめて開き直ったかのように言った。
「...ははっ、そうなのか、そーいうことなのか!俺の両親は政府に殺されたんだな」
そしてまるで六歳の子供の声とは思えないような
憎しみのこもった暗くそして力強い声で言った。
「.....殺してやる.....いつか必ず俺の両親を殺した奴等を殺してやる!
そしてこんな政府を...日本を...世界を.....俺の手で...変えてみせる!!!!!」
その少年の目には
燃え盛る憎悪がこもっていた。
すると、少年がさっき叫んだ声に気付いたのだろう。
近所の人達が少年の家の残骸の周りに
野次馬のように集まっていた。
その者たちは皆好奇の目,
哀れみの目...数々の感情を少年に向けていた。
そしてその間をかいくぐるようにして
少年の目の前まで超常生物処理課の者たちが
来ていた。
すると超常生物処理課の優しそうな青年が
少年に手をさしのべた。
「さぁ、こちらにおいで。
怖い思いをしていたね、でももう大丈夫だよ。
人外の化物はいなくなったんだから。
君は僕達政府機関の施設で
引き取ることになったから安心してね。」
青年はにっこり笑いながら少年の肩を掴んだ。
しかしその笑顔はまるで無機質だった。
そう、こいつらは少年の両親を殺した
張本人達なのだ。
しかしこいつらは両親を殺した事なんて
何とも思っていないのだろう。
何故ならこの青年たちは
少年の両親を人間と認識してはいないのだから...
そう考えると少年はその場から...
この青年たちから逃げたくなった
怖くなった.....何とも思わずに只淡々と
作業のように両親のいる家に火をつけ殺した
青年たちのことが.....すると慌てて
少年は青年の手を振り払おうと必死で抵抗した。
だが所詮は六歳の子供の力、
成人した男性の腕力には勝てるはずもなく
無理矢理その場から引きずられて
行ってしまったのだったー…
ー果たしてこの少年は
この悪魔のような世界に反撃をすることが
できるのだろうか?
それはまだ誰にも分からない.....
でも今現在で一つだけ言えることがある。
青年達に連れ去られた少年の目には
真っ赤に燃える夕日の光よりも、
ごうごうと燃え盛る炎の光よりも強い.....
強すぎて例えるものが無いほどの
憎悪の光を宿していたのであったー..........
はい!とまぁこんな感じの小説です。
まだあまり何が言いたいのかよく分からない
物語となっておりますがそれは後々語りたいと
思います。
まぁこれから土曜日,日曜日,金曜日に
更新しようと思います!
.....気力が持つ限りこの更新日程でいきます。
次回からも読んでくれると嬉しいです。
ではではー(^-^)