二十七
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始まりと、終わり。
それが人間の、時間。
私の様な者が、共有して良いモノでは、無かったのかも知れない。
けれど、私は、思う。
始まりと終わりで、痛みを伴うとしても、 与えたい。
窓から覗く世界は、美しい様でもあり、残酷なようでもある。
その微笑みは、私を威嚇する。
“そこから出てきてはならない。”
その威嚇に負けるワケでは無いが、それが、現実。
受け止めるしかない、現実。
気持ちは矛盾している。
ここに居るから、ここにしか居られないから、世界が愛しい。
温かさと同じだけの冷気が、そこにある。
温かさの熱に惚けていると、冷気が胸を刺すのである。
だから、ひとは、祈るのだろう。
…いや、祈っているのは、私だ。
祈って、どうなるワケでも無い。
けれども、祈らずにはいられなかった。
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