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十七

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分からない。

ぼくには、分からなかった。


何故、彼女が、そう言ったのか?

『生きてくれ。』  なんて。


ただ、冷え切った、ぼくのどこかが、

いつの間にかジンワリと熱を思い出し、

と、同時に、今まで冷え切っていた事に、


初めて、気が付いた。


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