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十一
「やぁ、こんにちは。」
【…】
「居るんだろ？」
【…何故、そう思う？】
「…やっぱり、居た。」
【…何用だ。】
「君に、用事…って、ことは、無いでしょ？」
【…それも、そうだな。】
「うん。」
【こないだの、続きだが…】
「…ん？」
【これから、おまえ、どうするつもりだ？】
「…どう、、って？」
【だから、仮面を被らず、何も成さず、どうするのだ？】
「…どうも、しないよ。」
【え、っ？】
「だから、どうもしない。」
【…どうも、、しない？】
「うん。だだ、ぼくというモノが、ここに在るだけだよ。」
【…それでは、、まるで、、】
「ん？」
【それでは、まるで、私と同じ、、だな。】
「…同じ。」
【ああ。】
「そうかも、ね。」
