エピローグ
エピローグ
遂にAFCにまで津波が迫る。
AFCは急速に、保っていた高度を落とし始めた。
「うん?変な感覚が」
「主任!」
「なんだ?」
「AFCが高度を落として居ます!現在、海抜40メートル!」
「何だと!それでは津波の直撃をうけるじゃないか!…どういうつもりなんだ。ブラックボックス!」
主任研究員は、ブラックボックスに何らかの意思があるのが分かったと同時に
ブラックボックスがAFCにした行為に怒り、拳を床に叩いた。
「葉山君。監視室に全館の人へ津波に備えて何かに掴まるよう指示を出してくれ」
「はい!」
助手の葉山がマイクを手にとり、放送する様に伝える。
「…下手をすれば墜落か。ふざけやがって」
一方、摂流薄教団本部の豊富丸太郎に、東京湾の津波の事が伝えられる。
「会長!大変です!東京湾に超巨大津波発生との情報が!」
「何ぃ?津波じゃと?…弟子たちは多分、自主的に避難を開始しとるだろう。心配いらん。…それよりも、わしの江戸城がぁ~~」
「……」
助手が叫ぶ。
「津波が衝突します!」
「分かっている!君こそ衝撃に耐えるんだ!」
とうとう津波がAFVに襲い掛かる。津波の頂点が、AFVのちょうど中腹を襲う。
AFCはその波に押され、制御がきかず、波に押されながら後退。
そして波に呑まれながら高度を落として行く。
そして、津波が通過した後、AFVは海面に姿を現した。
AFV表面の庭園はめちゃくちゃ。
建物のガラスが割れるなどし、かなりのダメージを受けていた。
この津波の直ぐ後に、近県のマスコミ、自衛隊などが救助、調査にあたった。
この時、AFCに管理をしていた政府の対応、人材が間に合わず、この津波をAFCのブラックボックスが引き起こした事が
マスコミ独自の調査で明らかになり、政府の信用が失墜する。
そこで偶然にも、このAFCに対しての、津波に関する事をでっちあげで数年前から予言として言っていた豊富丸太郎の
摂流薄教団が注目され、短期間に信者が一気に増え、
クーデターが起こり、摂流薄教団による広宣流布となり、
それより数年間、大和の国に暗黒の期間が訪れる事になるのだ。
―完―




