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戦場の星光  作者: 残光
2/3

新任艦長

ガサラキ

無限のリヴァイアス

学園都市ムリョウ

無責任タイラー

カウボーイビバップ

アウトロースター

攻殻

サードアイズ

E.G.コンバッド

星くず英雄伝

都市シリーズ機工都伯林1937

フルメタルパニック

ガンダム

それ行け宇宙戦艦 ヤマモトヨーコ

フィールド・オブ・スターライト

ヴァンドレッド

星間の紋章

(されど罪人は龍と踊る)個人的にSF認定


この辺りが自分が以前読んだり見たSF物

戦争が始まり

戦争が終り

約束が破られ

また戦争が始まる


そんな繰り返しが度々繰り返される


当然ながら人口は増えたり減ったりを頻繁に繰り返しており一般的な統計では宇宙人口1000億を超えたり割ったりしているらしい。


しかしながらこんな統計なんてまず何の当てにならない。なぜなら既に文明圏の広がりは、地球からみて半径約5光年という広大な範囲まで広がっており、超光速通信を利用してもデーターのやり取りなど10年単位の時間を必要とする。


この距離故に技術的革新も政治的統治もブロックごとに分けられ、それを互いに妬んで戦争を繰り返す。


また、こんな情勢ゆえに軍人には多大な見返りが与えられる


例えば 「家族年金」

例えば 「税金の納付義務の免除」

例えば 「非常時における非逮捕権」

例えば 「非常時における上位指揮権」

例えば 「家族への強制徴収の免除」


故に軍学校には金のないものとか金のないものとか家族の為に来る者が大半である。


故に軍学校の生徒の質に関しては右肩下がりの一言で表せる

そんな落ちこぼれの学校の一つここ「新堂軍学校」

ここに盛大な面倒が発生していた。



「自分が艦長ですか?」


軍学校3回生の自分事「菅原 道真」は正直面倒としか思えない話に溜息を吐いた。

なんでも古い天神から名付けられたらしいが、正直名前が大層過ぎて名前を呼ばれてもピンとこない。身長は177cm体重72kg平均体重に平均身長 真っ直ぐの黒髪に代わり映えしない黒目 それに眼鏡 趣味は先史読書 特技は細かい雑務 

まぁ、ありきたりな人間である。



そして自分の前に座っているのが、この軍学校の軍人教員の「七子 権米」教官である。


「うむ。先日の乱闘騒ぎであの馬鹿は停学半年だそうだ。停学明けに卒業だから普通科で最前線だろうな。」


「ご愁傷様です」


ここでクラスメイトの不幸を平然と返せる辺り自分には全く指揮官への適正なんてないと思うんだがね?


「でだ、3回生で主任の地位にないお前さんに白羽の矢が刺さったわけだ」


教官はそう言ってにやりと笑う。理由からして馬鹿らしい いや脳みそまで筋肉で出来てるから 「七子ただの 筋肉バカ」なんて呼ばれるのか


「自分は兵站科志望者で戦術教本の一つも航海法の一つも知らない完全なド素人なんですよ?訓練艦とはいえ軽巡洋の艦長を務めるには荷が重も過ぎます。」


溜息をつきながらとりあえず抗弁を試してみるが返答は期待できるわけもなく


「気合があればなんとかなる!」


轟然と胸を張る教官バカ

なんでこんな人が教官なんだろうか?

というよりもこんな性格だからこそ軍学校の教官なんだろうか?


思わず窓から合成太陽を眺めて呆然としてしまった自分は悪くないと思う。


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