南佐の歩 第三章 第一話 将棋ウォーズ(前)
惣次郎、南佐を取り巻く運命の糸は、もつれ、絡み合いながら大きなうねりとなって時代を飲み込んでいく、蔵人と後藤天晴は、果たして世界の救世主となるか、はたまた破滅の権化となるのか。
物語もいよいよ佳境、いざ対局!
いつ以来か、南佐は久しぶりにあの小女の夢を見た。
突き抜けるような青空の下で、南佐とその少女が対峙している。
少女はニコニコと笑顔で、南佐に向かって何か話しかけているが、何と言って
いるのか、上手く聞き取れない。
「ねえ、何を言っているの? 聞こえないわ、お願い聞こえる様に言って、」
南佐の願いに応える様に、少女は近づいて耳打ちする。
ー「The die is cast, and you will die.」ー
「へ?何で英語?」
目が覚めて、南佐は改めて少女が囁いた言葉の意味を思い返してみた。
『私は死ぬの?・・いつ、どこで?
死ぬ事の恐怖は無いけれど、惣次郎の夢を成就させてあげたい・・
どうか、あと少し惣次郎の傍にいさせて下さい・・神様・・』
上野から来たという2人組が訪れた日には、とうとうアジャスターの姿は無く
南佐は再度、蔵人に確認をとった。
いつものお地蔵さんの背中に、カードを差し込むとモニターが開き、蔵人の姿
が映し出される。
「あ、蔵人さん、新しい用心棒さんの件はどうなりましたでしょうか?
いぃ!?」
映し出された蔵人の顔には無数のひっかき傷があり流石に痛々しい。
「あ、ああ・・気にしないでくれ・・土産を忘れてこのザマさ、ははは、」
「あのう・・昨日はとうとう優奈ちゃんの後任は来られなかったみたいなの
ですが、派遣して頂いたのですよね・・?」
「ああ、問題ない、既に監視に入ってるとの報告があった、安心していいよ
今度のアジャスターは犬型なんで、多分そのあたりにいるはずさ。」
「犬・・ですか、はあ・・」
「そんな顔しないでくれよ、こいつはかなり戦闘能力が高いんだ、きっと役
に立つからさ、犬というよりはさしずめ狼だね。」
「お、狼だ、と・・」
モニターが切れて、ふと後ろを振り返ると、道を挟んで向かいの柳の下、正
にそれと分かる大きな犬が寝転がってこちらを睨んでいる。
蔵人から聞いてなければ、全く気付く事は無いだろう、しかし大きい。
「本当に狼じゃないですかぁ!」
南町奉行与力、橘慎太郎が同心、伊澤半平には、五つ下の妻と七歳になる娘が
いた。
還暦を過ぎた母が日増しに弱って行く様を見るにつけ、妻の佳代が男児を産ん
でくれていたならと、仕様の無い事を常々想いながら、日々の仕事に追われて
いる。
天城という将棋指しの家が巻き起こしている一連の騒動は、少なからず伊澤に
とってはストレスではありながら余計な事を考えずに済むという、ある意味、
充実した毎日とも言えた。
日本橋の一件から、伊澤は南佐専属の護衛として、危害が及ばぬ様にと橘から
厳命を受け、天城の棋士や家族も、伊澤には全幅の信頼を寄せていた。
そのせいか、惣次郎の町将棋の師走場所、つごう5局は南佐が請け負う事とな
り、西へ東へと旅籠や湯屋を二人して駆け巡ったのだった。
二人で、とは些か語弊がある、実際は一匹の狼?も南佐の対局の際は同行して
いた。
流石に伊澤も気付かぬ筈もなく、見た目はおどろおどろしい犬に、最初は遠巻
きに口笛など吹いたりもして、なんとか懐柔しようと試み、3戦目にしてよう
やく伊澤から餌を貰うようになった。
このアジャスターの名は沙羅、人型と犬型を使い分けるアンドロイドだ。
人型の時は人形町を拠点に夜鷹のふりをして活動している。
沙羅は日が煌々と上ってる際は、どうしてもその大柄な体と銀色のウェーブが
かった髪で派手に目立ってしまう、なので夕刻から深夜にかけてだけ人型にな
るようにしているのだ。
戦闘能力こそ非常に高いが、性格は穏やかで生真面目であった。
「すっかり伊澤さんに気を許したみたいですねえ、うふふ。」
「そうだと良いんだけどな、でも不思議な犬だよ、ずっと付かず離れずで、後
を付いて来るんだぜ、対局中も出口から少し離れた所で終わるまで待ってる
なんて、余程訓練された奴でなきゃ出来ねえ芸当だ。」
師走場所も残り2局となった12月22日、2人は木場の湯屋「大吉湯」での
対局を終えて、すっかり日の暮れた街道筋を亀戸に向けて歩いて行く。
当然の如く、今対局も南佐が勝利した。
町将棋を管理している湯屋組合からの計らいで、惣次郎の代指しの分も含め、
師走場所は南佐名義での対局に変更してもらったので、現在のところ7戦全勝
となり残り2局は西の関脇・ざくろ丸と、横綱・後藤天晴との対局を残すのみ
となっていた。
「あのう・・、伊澤さん、次の対局相手のざくろ丸さんという棋士はどんな方
なのでしょう?」
「実はな、俺も直にざくろ丸を見た事は無えんだ、でもかなり強いってのは間
違いねえと思うぜ、去年は惣次郎もざくろ丸と後藤天晴の二人に、平手で負
けてるしな、まあ言うて惣次郎はこいつら以外とは平手で指せない決まりだ
から、惣次郎も大概だけどな、ははは。」
「でも、今町将棋に惣次郎が出ていたなら、誰も惣次郎には勝てて無い気がす
るんです、このところの惣次郎は鬼気迫るというか、迫力が以前とはダンチ
なんですもの。」
「いやいや、言うて南佐、お前も普通じゃねえぞ、お前さんが今まで将棋世界
に名が知れてねえのが不思議なくらいだぜ・・でもよ俺は将棋の事は大して
分からねえから力にはなれねえが、師走場所が終わるまでは、柳生新陰流の
免許皆伝に賭けて護り抜くからさ、安心しなよ。」
「まあ、頼もしいです、うふふ。」
いよいよ、ざくろ丸との決戦の日が訪れた。
いつもであれば、昼前に伊澤が迎えに来るのだが、今日は何故か出発の頃合い
になっても伊澤が現れない、仕方がないので誰か付いて来てもらおうとするが
丁度、惣次郎も棋戦の日で、今日の対局における付き人の人選は少々厄介だっ
た。
見かねたエルモが手を挙げた。
「南佐っちよう、あたしが深川の同心詰所まで付いて行ってやるよ、そこで誰
か代わりの奴を捕まえると良いぜ。」
伊澤は居ないが、アジャスターも付いて来てくれるし、ここはエルモに従って
二人で深川に向かった。
ざくろ丸との決戦は、京橋の吉兆という老舗の料亭を貸し切って行われるので
深川は通り道と言えば、通り道だ。
久しぶりの外出にエルモも上機嫌で、往来を右に左にせわしなく動き回って、
落ち着かない。
『エルモちゃん、あんなにはしゃいじゃって、目立ちすぎると蔵人さんから怒
られるよ、もう・・ 伊澤さんの代わりの方が居れば良いんだけど・・』
真冬の寒さが身に染みる季節ではあるが、つい先日惣次郎が、南佐とエルモに
このところろくに構ってやれなかったからと、狐の毛皮の襟巻きをプレゼント
してくれたので、寒さはそれほど感じなくて済んだ。
エルモの喜びようは半端なく、受け取る時には、強がってはいたが目に涙を浮
かべて、肩を震わせていた。
惣次郎曰く、さ程高くは無かったから気にしないで良い、との事だが、庶民に
は手の出る代物では無い事は、身に着けているご婦人がたを見れば一目瞭然、
エルモは毎年この季節になると暖かそうで良いなと羨望の眼差しだった。
惣次郎びいきの湯屋や料亭、旅籠に問屋と、更には未婚の女性たちから贈られ
てくる金品は、このところ惣次郎の手に余った、特に若い女性からの恋文を添
えた貢物は、リプライの仕方を間違えると一大事だったので、代わりにエルモ
が対応する事になったが、正直エルモの心中は穏やかでは無かっただろう。
中には、南佐とエルモに対する脅迫めいたものまであり、エルモにとっては自
分の今の立ち位置の脆さを危惧するに十分なものだった。
だからでは無いが、この襟巻はエルモからすれば、胸のモヤモヤを吹き飛ばす
最高のアイテムという事になる。
沙羅はこの襟巻を見た途端に、かなり距離をとって付いて来るようになった。
狐とはいえ毛皮だ、余程気に入らなかったのだろう、今日は、ともすれば居る
事も分からない位だ。
深川は20年程まえから街道整備と市中区画整理の為の土木工事が行われ、今
はほぼ完了したと言って良い程の賑わいを見せていた、やがて二人は伊澤が自
宅から必ず一度は立ち寄る詰め所の少し手前に来た。
エルモが通りの脇から立ち上る湯気に誘われる様に、足を止める。
「南佐っち、あたしはちょいとここの甘酒饅頭を買ってから詰め所にいくぜ」
「もう、悦ちゃんたら私と饅頭どっちが大事なんですか、」
「饅頭。」
南佐は諦めて先に詰め所に行くことにした。
エルモは店頭の蒸籠の脇をくぐり、中へ入ると店内がほんわかと温かく客もい
なかった事もあって、持ち帰りと別に店内でお茶と饅頭を食べて行こうと思い
立ち、店主に注文を入れて長椅子に座る。
『ああ・・何か幸せな気分だぜ、物心ついてイコライザーとしてのメモリが起
動してからは、ろくな事がありゃしなかったからな・・
多分あたしはポナちゃんと関わるべきじゃ無かったんだろうね、自分でも分
かるさ・・特異点として時空修正対象になってる事はさ・・このまま、のう
のうと天城で幸せになんて不可能なのも・・へっ、てやんでい、グダグダ考
えてもしょうがねえ話だ、なるようにしかならねえ、後の事はあの蔵人って
奴になんとかしてもらうだけさ。』
「おい、オヤジ、ちょいと急いでくれねえか、」 「へい、只今!」
南佐は詰め所に入ってすぐの座敷に座っている二人の目明しに事情を話すと、
伊澤は、確かに朝から一度顔を出して、いつもの仕事に行くと言って出たと言
う。
でも今日は、北町奉行から別に一人派遣されたとかで二人連れで出張ったらし
い、詰め所の目明しが言うには、直接吉兆に行って待ってるだろうとの事で、
可笑しな話だが信じる外は無い、エルモが来るのを待ってから二人と一匹で行
こうと決めて待たせてもらってはいたが、中々エルモが来ないので、迎えに行
く事にして、詰め所を後にした。
饅頭屋の蒸気の脇を抜けて、店内に入った。
「ごめんくださーい、いっ!・・・・・」首筋に激しい衝撃が走る。
『あれ?・・これって、かなり・・まず、い、んじゃ・・」南佐は昏倒した。
同日、一刻前、詰め所に着いた伊澤はてきぱきと今日の行動予定を帳面に書き
出すと目明しの一人が煎れてくれた茶をすすり、火鉢に手を当ててから、さあ
出発しようかという所で、出入り口の木戸が開いた。
そこには以前、柳生の道場で共に修練を重ねた松下俊平太の姿があった。
住まいは高井戸あたりで、御家人としてはもうその体を成さない程に廃れた家
の出だが、剣の腕は相当に達者で、伊澤は目録を貰うまで、とうとう松下には
負け越しのままだった。
強面の多い北町奉行所の中にあり、その優男ぶりは少々頼りなく
は見えるものの北町きっての腕白は、その風体からは想像もつかぬ程だ。
「おう、どしたい?久しぶりじゃねえか俊坊、
こんな深川の詰め所まで何用だい。」
「久しぶりというのにご挨拶だね、半ちゃん、もう俊坊って歳じゃないよ、
今日はさ、遠山様から直々に、天城の南佐だったか、その異国の女棋士の護
衛をさ、半ちゃんと一緒にやれと仰せつかったのさ。」
「いやそっちこそ半ちゃんはやめろい、だけどさ山本様からなら分かるが遠山
様が南町の任務に肩入れは少しばかり度が過ぎやしねえかい?」
「ははっ、上の方たちの考えなんて、気まぐれが大半だよ、
でもさ、折角の任務だ、仲良くやろうじゃないか。」
「はっ、気持ち悪い事言うなって、でもさこの任務、かなりの真剣勝負だぜ、
いつ何時襲われるか分かったもんじゃねえから、気ぃ張っておいてくれよ」
「了解した。」
軒をくぐって50mほど歩いた位で松下が、ちょっと詰め所に忘れ物をした
らしく、慌てて取りに向かった。
仕方なく通りをゆっくり歩いて松下を待っていると、甘酒饅頭の蒸気が前を
塞ぐように立ち込めていたので、ふと沙羅の事を思い出した。
『あのワン公、こないだやった羊羹を美味そうに食ってたっけ・・あの喜び
ようったらなかったな・・今度は饅頭でも食べさせてみるか・・』
当然の如く、この饅頭屋の店主とは顔見知りだ、たまに娘に買って帰りもす
る。 軒をくぐり、暖簾ごしに引き戸を開けた瞬間、後ろから激しい衝撃を
感じた。 何者かに思い切り蹴飛ばされたのだ。
もんどりうって伊澤は店内に転がされ、勢い余って向かいの柱に背中から叩
きつけられる。
窒息状態で藻掻いてる所にマウントされて後ろ手に縛りあげられ、猿ぐつわ
を巻かれた。
何が起こったのか分からぬまま腹ばいで横を見ると、店主が口から血を流し
て白目を剥いている、この時点でやっと自分を的にした襲撃に会っている事
を伊澤は理解した。
『畜生、油断しちまった! 俊坊が来て、つい心に隙が出来ちまうなんて俺
は馬鹿野郎だ! 糞!糞!』
だが、流石は橘の右腕と呼ばれる男、直ぐに状況の把握にかかる。
『この俺を縛り上げた奴の顔、ちらと見えた目元のほくろ、煙草の匂い・・
以前どっかで・・そして体格、かなりの身丈があるぜ・・
やくざ者なのは何となくわかったが、奉行所の同心を襲うなんて余程の事
だ、だから本当の狙いは俺じゃあ無えって事ーー
ーっ 南佐か!
しまった、迂闊だった、京橋までの道中で事を起こされたら、もう手に負
えねえ、どうにか応援を呼ばねえと、俊坊、そうだ俊坊がいるぜ、俺が居
ねえとなりゃ、詰め所は目と鼻の先だ、確実に此処に辿り着く・・?!』
「おいおい、半ちゃんよう、何てザマだよ・・
橘慎太郎の右腕が泣いちゃうねえ・・」
伊澤は松下に襟首をつかまれて今度は仰向けにひっくり返された。
店内飲食用の椅子や飯台に激しくぶつかる。
「・・ちょいと松下さん、ここではあんまり痛めつけないで貰えやすかい、
大事な人質だ、死んじまったら親父にどやされちまう。」
「おおっと、御免御免、つい気持ちが高ぶってさ・・
半ちゃん・・悪く思わないでくれよ、三島の親分さんが色々とご立腹でね
・・なんだい?その目はさ、まさかって目じゃあないねえ、
軽蔑の目ってやつかな、ふふふ、この歳になるとさあ、色んな事が本当に
沢山起きるんだ、半ちゃんだって後継ぎが生まれなくて、母君から甲斐性
なしなどと罵られているんだろう? 俺はちょっと運がなかったのさ、
三島の親分さんから借りた金で、夏に箱根で大損やらかしてさ、それから
はこいつらの飼い犬ってわけさ、笑えよ、へへへ、笑えってんだよ!」
松下は鼻息荒く伊澤の後頭部を足で踏みつけ、二、三度ぐりぐりと踵を捻る
と、伊澤の背中に唾を吐いた。
『・・そうか、俊坊も箱根元湯に来てたのか・・だが、こうも昔と変わって
しまうものかよ・・噂じゃ北町の面子の中では相当にやり手だった筈だが
恐ろしい事だぜ・・、さあて、こっからは俺も覚悟しねえとな、まず無事
じゃあ済まねえ上に、人質に取られるとか間抜け過ぎる話だぜ・・
どうにかしねえと・・』
沙羅は犬型故に、鼻が利く。 それも嗅覚にブーストが加えられているので
目をつぶっていても周りの状況を3Ⅾで把握出来るのだ。
エルモが饅頭屋に入り、南佐が暫くしてから、待ち合わせた様に入ったが、
四半時も出て来る気配がない、明らかに不自然だ。
もう少し近づいて、匂いを嗅げば何か分かるだろうと、歩みを速めていくと
ー血の匂いー
そして、伊澤の匂いまでも感じられる、だが、饅頭屋には血の匂いの主が横
たわってるのみだった。
南佐もエルモもさっきまで此処にいた事は間違いない、だが消えた、何処に
消えたのか。
沙羅は狼狽する、犬型では戸の開け閉めすら力技になってしまうし、なによ
り、蔵人に連絡が取れない。
急ぎ沙羅は、蒸籠の湯気に紛れて人型になる、全裸なのですぐさま中に入り
着物を物色し、なんとか着れそうな着物を見造ろうと、着物に袖を通しなが
ら蔵人に連絡をとった。
脳にインプラントされ、いつもは明瞭な通信が行える筈のインカムが、電波
を送受信しない、通信障害、いや違う、クローズドの暗号通信にはありえな
いし、そんなインフラがあるはずもない。
考えられるのは唯一、何者かのジャミングだ。
『あーん、待って下さいまし、こんなの聞いてません事よ!
とにかく、この辺りに3人がいるのは間違いなさそうですわね、
手遅れになる前になんとしても探す他ありませんわ。」
沙羅はその大柄の体を宙に躍らせる様に駆け出した。
南佐は頬に当たる木の感触を感じて目が覚めた。
『・・?!・・ここは、どこ?』
煌々と光り輝く白熱電球が天井から無数に垂らされて、さながら真昼の太陽だ
はっと我に還り、辺りを見回す。
どうやら木で出来た円形ステージの様な物の中央で目覚めたらしい。
まるでそれは時計の文字盤の様だなと、南佐は思った。
ステージの回りで何かがうごめいている、
人だ、沢山の人がステージを取り囲む様に座っている。
南佐は直感でおおよその事態を把握した。
自分を拉致した首謀者は、ここで何かの見世物を行うつもりなのだ。
恐らくは将棋の対局、それも一対一では無く、このステージの構造上、最低で
も、12人との対局を余儀なくされると予想する。
そう思った刹那、ステージの横にスポットが当たり、三島源蔵の姿が浮かび上
がった。
「皆さま、大変永らくお待たせ致しました!将棋戦争の始まりです!」
続く