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詩*見つめて*

蛍光

作者: a i o

さやさやとなく

蛍のうす黄緑

小さな庭の草かげ


静かな路地の

切れかけた外灯

白い点滅

弱く瞬きプチンと

消えた


蒼い闇夜の遠く

波打つように

行くのは


呼んだのか

呼ばれたのか

分かりはしない熱が

そこに

宿っていて


振り返ることのない

濡れた風をくぐり

漂い漂い

通り抜ける


露の葉

雨どい

今にも消えてしまいそうで

うす黄

うす闇

囲えはしない

儚い明るさで


きみ

蒼い闇夜を越え

波打つように

行くのなら


あの空に

輝く光とは決して

違うとゆれる

熱のままに飛べ









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― 新着の感想 ―
[良い点] aioさんの詩はいつも心の中にスーッと入ってきて、温かな光を灯してくれます。ちょうどこのあなたの蛍の詩のように。何でもないようでとても気を配り選んだ言葉(もしかしたらそれがあなたの心から自…
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