湖の怪魚妖怪と吸血鬼の主
元の話を結合してます。
あんまり気にしないでください。
新オリキャラ磯撫歌釣水です!
フッキーこと、文月守は今紅魔館に向かっている。
何故なのかと言うと、それは数十分前に遡る。
「紅魔館?」
「そ。吸血鬼の姉妹がいるのよ。興味あるでしょ?そうゆうの。」
「ああ!おもしろそうだ!いってくる!」
「……あんなアグレッシブだったかしら。」
と、いうことだ。
今はちょうど森の中を歩いている。
ちなみにここにはあの人食い妖怪が居るのだが、彼はそれを忘れている。
「あ、こないだの人間だ!いっただきまーす!」
「うわっ!しまったぁぁぁ!」
全力ダッシュで、フッキーは森の中を駆け抜ける。しかし忘れては居ないだろうか。彼には能力があるのだ。
完全に頭の中に無いのだろう。情けない叫び声をあげながら、人食い妖怪から逃げる。
「今だ!とうっ!」
「ひぃやぁぁぁぁ!」
必死でガードの構えをとった。
ひぎゃっ⁉︎っという変な声をだして、人食い妖怪は見えない壁にぶちあたり気を失った。
「あ、忘れてた……せっかく師匠が教えてくれてたのに。しかしやりすぎたかな。でもとりあえず……逃げなきゃ食われるよね……」
見てない、俺は何も見てないと現実逃避しながらそろりそろりと、守はその場を後にした。
〜〜霧の湖〜〜
ここは霧の湖。紅魔館の前に位置している。
そして、氷精のチルノや、大妖精が住んでいる。今日は何処かに行っているようで、見当たらない。
今日はたまたま霧が薄くなっているのか、向こう側に紅い屋敷。紅魔館が見える。彼が湖の淵をあるいて紅魔館へ向かっていたとき湖から急に何かが飛び出して来た。
「はっはっはー!ここを通りたくば私を倒してから行くがいい!」
「えっと……どなたですか?」
「私かい?ふっふっふ、聞いて驚くがいい!私は最近この辺りで、一番強い妖精と友達の磯撫歌釣水だ!」ドヤァ…
ドヤ顔を決める。しかしとてもじゃないが、すごいとは思えない。しかも、ただの友達なのだからドヤ顔の意味すら分からない。歌釣水名物謎過ぎるドヤ顔だ。
「なんでドヤ顔……」
「今バカにしたでしょう!もーっ!怒るよ⁉︎」
「いや何故に⁉︎」
「みせてやるぅー!私の『気配を消す程度の能力』で倒してやる!」
「君も非攻撃的なんだね……」
「ふっふっふ……そう思うのも今の内だよ!」
実は歌釣水には二つ目の能力がある。
どこにでも引きずり落とす程度の能力である。触った相手をその名の通りどこにでも引きずり落とす。
例えば土の中に引きずり落とせば、埋まって動けなくなるわけだ。そして、気配を消して人々を水に引きずり落として襲って来た歌釣水にとって守はただの獲物でしかない。
……はずだった。
気配を消して飛びついたは良いが、守り切る程度の能力を使いあらゆる攻撃から身を守っていた壁にぶつかり、歌釣水は頭を押さえてうずくまった。
「うぐうぅぉ……いたぁい」
「あのさ……通っていい?」
「通れば……?私はちょっと自信失くしたから……」
「なんかごめん。」
とりあえず歌釣水に謝っておき、守は紅魔館を目指してまた、歩き始めた。紅魔館の門の前で誰かが立ったまま寝ている。
なんだろこの人。と思いながら横を素通り……出来なかった。いきなり攻撃が飛んできたのだ。鋭い右ストレートだが、いかなる攻撃も守には効かない。
「ちょっ!僕はただ吸血鬼に会いたいだけなのに!」
「問答無用です!侵入者は私が倒す!」
ブウン!と頭の上を蹴りがかすめて行く。
しかし、いつまでもやられて居る守では無い。襲ってくる女性に指さし、宣言した。
「防御、守る対象は……貴女だ!」
「ふぇっ?何を言ってるんですか?」
能力の対象を門番の彼女。
そう。敵である門番を守るために必要な物を呼び出すためである。
守の能力は守りきる程度の能力。
守るために必要な何かを呼ぶこともできる。
ただし、他人の時のみと言う使いづらさがあるが、敵を守ることで武器が出ればまともに戦える。
しかも相手は接近戦。ならば遠距離攻撃出来ればなお良い。ちなみに出た武器は後で何度でも好きなときに出せるようになる。
しかし今回出たのは……
「こ、これは……遊○王のエ○フの○士の剣!って接近戦じゃねぇかぁぁぁ!」
「えっと……なんか大丈夫ですか?」
「うん。心が折れそう。」
なんと某カードゲームのキャラが持っている剣。
最悪な事に接近戦をしろと言う事である。
ちなみに能力で出した物は壊れない限り消えない。
さらに、対象をしたままにして居るとどうなるのか。
丁度良いところにあのお方が来た。
知っている人は知っている。
メイドの格好をした彼女だ。
「美鈴。貴女、ただの人間にいつまで時間をかけているの?お嬢様の命で罰よ。」
門番の彼女は美鈴と言うようだ。
メイドの格好をした人がナイフを美鈴に投げつけた。しかし……
「ちょっ!咲夜さん、痛……くない?」
「あ……体が勝手に。」
そう。体が勝手にその人を守るように動くのだ。ちなみにメイドの彼女は咲夜と言う。
ナイフは、物の見事に剣で叩き落とされた。
「何故邪魔をするのかしら。貴方には関係ないことでしょう?」
「いや、能力のせいでね。勝手に体が動くのさ。」
格好つけては居るが、守は足がガックガクである。マジでびびっている。ナイフ怖いナイフ怖いマジ怖い!これが内心だ。
「それはそうとお嬢様が貴方を気に入ったわ。紅魔館に招待いたします。」
「へ?は、はぁ……」
紅魔館。そこは外からみても中に入っても血のように真っ赤な屋敷。悪趣味である。
そして、窓が少ないのも特徴的だ。
今、守の前にいるちっちゃい女の子。こいつがここの主レミリアスカーレットだ。
「今心なしか馬鹿にされた気がするわ。」
「気のせいだと思います。お嬢様。」
「すげー吸血鬼ってこんな感じなんだー!なんか感動だなー」
「あのねぇ……まぁいいわ。そこに座りなさい。」
守はそう言われて椅子に座った。
そしてレミリアは話し始めた。
「私はレミリアスカーレット。ここの主よ。そして今日、貴方が来るのは知っていたわ。」
「は、はぁ……」
「貴方の運命。それはこの幻想郷にどんな影響を及ぼすのか、私にはわからなかった。だから近くでみてみたかったのよ。」
「で、どうだったんですか?」
「結局分からずじまいね。全くわからない。」
全くわからないと言うことは運命が無いか、それとも妨害されているのか。
そのどちらからしい。
すると守の隣にスキマが開き、紫が現れた。
「守。今すぐ来なさい。扉が反応してるわ。」
「え?ちょまっ!」
紫はあっという間に守を連れ出して行った。
後にはポカンとしたレミリアとそれを見て鼻血を吹き出した咲夜が居たらしい。