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7 回想 ②

エロルドさんの指摘により話を戻す事にした。


「脱線してすみません。神様に魔王復活の話を告げられ神様は私に魔王に対抗出来る光の魔法を授けて貰いました」


「そう・・・それで貴女の魔法属性が光魔法なのね」


ここまでの話、私は幾つか嘘をついている。

神様と出会ったのは本当の事である。

光魔法を授かったのは嘘。

光魔法はヒロインとして当たり前に引き継いだだけで神様からは与えられていない。

いや、実際には魔法自体が神からの授かりしものなのかもしれないが、私自身が受け取った記憶がない。


次に魔王復活だが、これも嘘だ。

いや、魔王が復活することはするのだけど神様からは告げられていない。

魔王が復活すると言う知識はゲームで得ていた。


「それでは話を続きをしますね。私は光魔法を得ましたがそれだけではもの足りませんでしたのでもう一つ能力を授けて貰いました。そ名も『絶体防御』」


「絶体防御!?」


「はい、私に対し邪な感情や悪意を持って近付いてきた者や攻撃してきた武器を跳ね返し身を守る力です」


そう、私は痛いのが嫌だったので神様にお願いして絶体防御を授けて貰った。

この能力が凄すぎた。

幼き頃、私は走り狂う馬車に跳ねられた事がある。

しかし、馬車に跳ねられた私はケロッとその場に立ち何事もないようにしていた。

この絶体防御は悪意がなくても私に危害が加わりそうになると発動するらしい。


「それとアックノルト殿下の件と何が関係あるのですか?」


「はい、アックノルト殿下とはハンカチを拾って貰った時にお手に触れる事も出来ましたし、偶然お会いした時には近くで挨拶を交わす事が出来ました。

ですが、本日突然にアックノルト殿下が弾き飛ばされてしまったのです」


「それってアックノルト殿下が絶体防御で弾かれたって事ですの?」


「そうとしか考えられません。ですが、どうして突然にあのようになってしまったのか・・・」


本当にどうして・・・

折角、アックノルト殿下ルートが上手くいっていたのに・・・


「あの~」


再びエロルドさんが申し訳なさそうに手を上げてきた。


「どう致しましたのエロルドさん?」


「アックノルト殿下はシルビア嬢に好意を持ってしまったのではないでしょうか?」


「どういう事?」


「アックノルト殿下とアクージョ様は婚約されております。そのような方が他の女性に好意を持つことは邪な気持ちと捉えられ弾かれたのではないでしょうか?」


「そうなると、二度目の偶然出会ったと言い張る時までは気持ちがなかったけど、今日から浮わついた気持ちが出てしまったって事かしら」


「そうだと思います」

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