1 THE END ①
(終わってしまった・・・)
走馬灯のように今までの人生を思い出す。
桜宮静として生きてきた17年間。
人生の終止符を迎えたのは突然であった。
修学旅行で海外へ行った時、丁度、他国の来賓が来られる日と重なってしまった事が悲劇の始まりだった。
その国はテロ対策の為にマンホールの蓋を開けっぱなしにしておく事が決められていた国であった。
察しのいい人はお気付きだろう。
その通り。
私ははしゃぎ過ぎてマンホールに落ちて死んでしまった。
目が覚めた時、目の前に神様がいて死んだ事を告げられた時は人並みにショックを感じて致し家族や友達に申し訳ないと涙も出てきた。
しかし、神様から衝撃的な事実を教えられた。
本来、私が落ちたマンホールは落ちたとしても死ぬような深さではなかった。
しかし、そこは神様が世界を偵察するために作られたゲートと繋がっていた事が不運だった。
ゲートは物質は通れないが零体は通る事が出来たため、私はゲート上に落ちた事で肉体と魂が分離して見事綺麗な死体が出来上がった。
尚、死因は心不全になるらしい。
マンホールに落ちて心不全とは・・・
そこで神様から提案されたのが私がどハマリしていたゲームの世界への転生であった。
しかもヒロインに転生させてくれると言う。
私はシナリオを熟知している。
知っているどころか隠しイベントや裏技・バグわざと隅々までマスターしていた。
なので勝ち確であった。
しかも神様からお詫びに能力を一つ頂いたから鬼に金棒である。
私はゲートの世界に生まれ変わった。
勝ち確であったとしても油断する事はなかった。
勉強に励み、光魔法も鍛えぬいた。
そして、満を持してゲームの舞台となる学園に通うことになった。
私のパラダイスがここから始まるのだ!
と、思ったが学園に通って一月後、私の人生は終わった。
私の第二の人生は一回目の人生よりも早く終了を迎える事となった。
THE END
もう主人公シルビアは諦めてしまいましたのでこれで終わりにしたいと思います。
呆気ない幕切れとなりすみません。




