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【双言蒼紫】クリスマスブック

【双言蒼紫】とある有志による、善き意思の者達の為のクリスマス作戦

作者: 双言蒼紫
掲載日:2025/11/28

今年も参加させていただく事にしました。

ここ数日、丁度内輪用小説を何本か書いていた後なので、去年の作品(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18898862)より内容が長くなりました。

3327文字だそうで。

pixivで小説を投稿するのは一年振り並みです。

ただでさえ、イラストも最近投稿間隔開いていて済みません。

文体は児童文学を少しは意識してみたのですが…

内容の方向性というかオチの問題で、少しジャンルに困ったという作者です。

何とか全年齢の範囲だと信じたい…(;^ω^)

とある有志による、善き意思の者達の為のクリスマス作戦


近い未来かもしれないし、遠い過去かもしれない、或る時。

夢かもしれないし、現実かもしれない、何処かの或る場所。

四人の悪魔が、その年のクリスマスについて話していました。

その四人の悪魔は、ルシア、ベリア、レヴィー、ジェリーの四人です。

彼らには本当は、もっと長い正式な名前が個別にあるのですが、愛称の方が呼びやすいので彼ら同士も、互いに互いの愛称で呼び合っています。

前々から人間に興味のあった彼らは、現在地上で生活しています。

魔界でのお仕事はサボっているのではなく、大概終えて暇だったのです。

能動的な彼らは、その為長期休暇で地上暮らしなのです。

そして地上生活を楽しんでいる最中、ジェリーが云い出しました。

今年は自分達もクリスマスにサンタの様に子供達にプレゼントを配らないか、と。

面白がったベリアが、一番最初に賛同しました。

ルシアとレヴィーも、それに同意します。

プレゼントは何が良いだろう?

四人の悪魔は考えました。

どうせなら、無料で子供達および頑張った大人達にもプレゼントしよう!

アップルパイは如何だろう?

ルシアが云いました。

それはルシアの得意な料理だろう?

ジェリーはルシアに云いました。

ルシアは良く、おやつにルシアお手製のアップルパイを提供してくれます。

今年のクリスマスには、それを世界規模にしようと思った様です。

なら、スーピール・ド・ノンヌは如何かな?

今度はベリアが云いました。

それはベリアが配りたいだけだろう?

レヴィーがベリアに云いました。

ベリアは良く、ベリアお手製のスーピール・ド・ノンヌを他人に配っています。

今年はハロウィンだけでなく、クリスマスに世界規模で配ろうと思った様です。

だとしたら、ジェリーとレヴィーは何にする心算なの?

ルシアはそう尋ねました。

何処ぞの魔法少女にでも倣って、クリスマスケーキが無難じゃないのか?

レヴィーはそう答えました。

一人ワンホールずつなのか、一人一切れずつなのか、それが問題にならなくない?

それに対してベリアがそう云いました。

日頃の善行の労いなのだから、一人ワンホールだな。

レヴィーはそう答えました。

だが、誰もが一人でワンホール食べきれるとは限らないぜ。

ジェリーがそう云いました。

一人で食べようが分けて食べようが、貰った側の自由だからそれで良いんだ。

それより、ジェリーは如何なんだ?

レヴィーにそう返されたジェリーは返答しました。

北側には、雪が降らなさそうなら雪を降らせてホワイトクリスマスにするんだよ。

南側には、サーフィンして配りに行くんだ。

ジンジャーエールクッキを詰めた袋を、沢山用意して!

笑顔で身振り手振りを交えて話してくれたジェリーを見て、他の三人も楽しそうだと思いました。

結局四人は、クッキーとケーキを配る事にしました。

そして、北と南で分担する事にもしました。

ホワイトクリスマス組には、ルシアとジェリー。

サーフィン組には、ベリアとレヴィー。

そこまで決まった後、ベリアがこう云い出しました。

この際だから、悪い奴等にはお仕置きもしよう!

ベリアのその発言に、如何してそうなるんだ、とレヴィーが云いました。

子供だけでなく、頑張った大人にも配るのは判る。

だが、悪い連中に仕置きする事まで一緒にしないといけないんだ?

ベリアは答えます。

通常のサンタだけじゃなく、ブラックサンタを手伝ってもバチは当たらないと思うぞ?

まあ悪い子供だけでなく、悪い大人もお仕置きされるべきだと僕が思うのもあるけれど。

犯罪は時代を写す鏡とも云うだろう?

今の世の中、自己チューで意味の解らない理由で人を殺す殺人者も居るし。

自身のちっぽけな自尊心如きの為に、他人を蹴落とす馬鹿者も居る。

祝い事の意味をはき違えて、馬鹿騒ぎする阿保も居る。

正月とか夜な夜な騒音立てて暴走されても、近所迷惑千万だ。

弱い立場の者(人間だけで無く動物も含む)を甚振ったり殺したりする様な屑も居る。

そんな連中の為に配る食料など、一マイクロリットルも必要無いとも思う。

困窮している人達に配る分が不足しているのだから、なおさらにね。

僕達は悪魔だが、宇宙の広さに比べれば出来る事の規模など微々たるもの。

それでも、少しでも皆で分担していけばマシだと思わないか?

それに対して、ルシアが頷いた。

四人の中で最年長のベリアの弁に、思わず頷いたのである。

うーん、成程ね。それじゃあ、ニャンタの衣装とブラックニャンタの衣装を用意しようね。

ニコニコしてルシアが云った。

いやいやいや、俺とジェリーは猫じゃない。

俺とジェリーはニャンタじゃなくて、普通のサンタと普通のブラックサンタの衣装だからな。

慌ててレヴィーがルシアにツッコミを入れました。

仕方ないなぁ…猫同士だけにしておくよ、猫要素は。

僕とベリアが、ニャンタとブラックニャンタだね。

それで、レヴィーとジェリーがサンタとブラックサンタ…それで良いね?

ルシアは少しつまらなさそうにレヴィーに答えました。

レヴィーはそれに対して頷きました。

それから四人は、それぞれ自分の分の衣装を自分で作りました。

ルシアは、猫耳帽子とセットのサンタ衣装とブラックサンタの衣装を。

ベリアは、猫耳水泳帽とセットのサンタな水着とブラックサンタな水着を。

レヴィーは、防水加工のされたサンタの衣装セットとブラックサンタの衣装セットを。

ジェリーは、白い付け髭付きのサンタ衣装と黒いサングラス付きのブラックサンタ衣装を。

ジェリーはそれに加えて、サンタ衣装にノルディック柄のマフラーも添えました。

ブラックサンタ衣装には、アーガイルの柄のマフラーを添えました。

それを見たルシアは、ニャンタセットに肉球柄のマフラーを添えました。

ブラックニャンタセットには、クロスの柄のマフラーを添えました。

ルシアとジェリーはそれにブーツを二組、ベリアとレヴィーはサンダルを二組。

これで衣装の方は、準備が済みました。

プレゼントはなまものなので、当日近くに用意しました。

数が多いけれど、楽しそうに四人で作っていました。

ラッピングも、自分達でしました。

喜んでくれるかな?

喜んでくれると良いな!

そんな風に思いながら、丁寧な作業で仕上げました。

ソリとトナカイに関してですが、彼らは本物のサンタではありません。

乗り物はベリアの焔の戦車やスポーツカーがあったのですが、却下です。

戦車なんてこのご時世に目立つだろう?

それにそのスポーツカーはエコカーじゃないしねぇ。

そう云った意見によって、却下されたのです。

ホワイトクリスマス組はベリアの作った異空間通路を使って移動する事になりました。

サーフィン組は、勿論サーフィンするのです。

そうして、いざ当日!

思い思いに衣装を着て、まずはプレゼントを配給。

寝ている人達を起こさない様に、そぉーっと。

起きている人達には、気づかれない様に。

靴下を用意してある子には、靴下の中に。

樅木のある家には、樅木の下に。

カップルにも、家族にも、独りきりの人にも。

良い子にも、頑張った大人にも。

善良な人達や困窮した人達に、できれば行き渡る様に。

徳を積んだ者に、ご褒美を。

心清き者達に、幸福を。

サンタを信じて居なくても、中庸というグッドセンスな者にも奇跡を。

崇高なる偽悪にも、喜びを。

それが終わったら、憂い無くお仕置きです。

自身の欲望を優先し過ぎる自分勝手な愚か者には、罰を!

ベリアはブラックニャンタで、ノリノリに鞭で悪人を捕まえて簀巻きにして置きました。

レヴィーはブラックサンタで、悪人を二、三折って一応殺さずに転がして置きました。

ジェリーはブラックサンタで、悪人を念糸で物理的に自首させて行きました。

ルシアはブラックニャンタで、一寸悪人をバリバリにして一応殺さずに転がして置きました。

良い事をするのは、気分が良いね!

四人は全てを終えた後、家に帰って行きました。

Merry Christmas!

2023/12/05追記

https://dgdc-shop.booth.pm/items/5303575

↑作中の有志達の作中とは別なサンタ衣装ver.グッズ


pixiv版

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21002474

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