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第83話 『休憩室にて続き』
「よし、頑張るぞ!」
ヒナタさんは妙に爽やかな声を上げ、休憩室のドアを勢いよく開けると、元気よく仕事場へ向かって行った。
「おいローザ、怪我とかは大丈夫か?」
カインが心配そうに声をかける。
「大丈夫なわけなかろうが! お主、どれだけ時間が経っとると思っとるんじゃ! ズタボロのボロ雑巾にされたわ!」
ローザは、妙にハリのある声で叫んだ。
「その割には元気そうに見えるが……」
カインが冷静にツッコミを入れると、すかさず藤咲さんが微笑みながら口を開いた。
「私が回復させました。店長さんから『きっと戻って来たらボロボロだから準備しといて』って言われてたんです。」
「……やっぱり今回も店長の思うツボじゃないか?」
カインは眉間にシワを寄せながら小さく呟く。
すると、まるでタイミングを見計らったかのように、店長がにゅっと顔を出した。
「ちょっとちょっと、みんな〜? ヒナタさんが元気になったのに、な〜にサボってるのかな〜? お仕事戻ってね〜?」
いつもののんびりした声だが、その口調の裏に妙なプレッシャーを感じるのは気のせいではないだろう。
カインは思わず肩を落とし、ローザは「ワシはサンドバッグか……」と魂が抜けたようにつぶやき、藤咲さんはクスクス笑っていた。




