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第80話 『ヒナタさんが連れて行かれた後で』


「店長! ローザがヒナタさんを扉の向こうに連れて行った! ヤバイって! どうすんの!?」

 カインが真っ青な顔で店長に詰め寄る。

「あ〜あ。あれだけ言ったのにねぇ〜。穏便に済まそうとしてたのに、連れてっちゃったかぁ」

 店長はあくまで他人事のような口調だ。

「お、おい! 大丈夫なのか? 元魔王だぞ!? あっちに行ったら暴走して、とんでもない事に……」

 カインは言いながら思い出す。店長が以前、

『あいつは敵味方関係なく攻撃する可能性が高い』

――と、のほほんと語っていたことを。


「で、でも店長! 村の人とか……大丈夫なのか!?」

「大丈夫、大丈夫」

 店長はケラケラ笑いながら手をひらひらさせた。

「どっかの無人島に出るように扉の設定しておいたから。生き物もほとんどいないし、人にも自然にも……いや、火山で出来たばっかりだから自然にも優しいかは微妙だな。ま、ローザ君にはナイショだけどね」

「そ、そうか……って、おい! これからどうすんだよ!? 本当に大丈夫なのか!?」


 カインの必死な問いに、店長は面倒くさそうに手を振った。

「とりあえず藤咲さん呼んどいて。一二三君は……うーん、居てもいなくてもどっちでもいいや」

「どっちでもって……既にここに居ます」

 気づけば一二三先輩が腕組みして立っていた。

「あんまり騒がしいから見に来ただけですけど……状況がカオスですね」

「今きっと、あっちは面白いことになってるからねぇ」

 店長はわざとらしく楽しそうに笑った。



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