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上から…

〈緑茶の糞野郎、盗聴されているのを知っていてどうでもいい話ばっかりしやがる。まあいい、どうせすぐに屁理屈論を喋り始めるだろう。〉

 森市〆は携帯電話から聞こえてくる緑茶たちの会話を聞きながらニヤニヤしていた。


 蝙蝠雄が去ってニシタチは次第に落ち着いてきた。警官は傷害事件を起こした者を連行したり現場検証で忙しそうだ。

 西田、栞、朱美の三人は帰り、(みのる)は矢部の影の中に入った。緑茶と矢部は会話を続けている。

「先生、影の歴史を検証するんですか。学問だったらどの分野になるんでしょうね。」

「そりゃあ、歴史幻想学か幻想史だろう。」

「学問というよりは小説の分野みたいですね。」

「それでいいよ。とにかく名前を付けないことには始まらない。」

「なんか今度は哲学みたいになってきましたね。プラトンやアリストテレスに始まって、現代は子供の名前もそんな感じです。太郎、次郎とか一郎、二郎が懐かしい。」

「名前ではないがネットでは言葉の規制も厳しい時代になった。森市〆は抹茶粉衛門(まっちゃのこなえもん)偽垢(アカウント)で私の文章をコピペ拡散させて〈抹茶さん、言葉を選んてくださいね。〉と上から(しめる)だったな。アホマチックな奴だ。」

「アホマチックって何ですか。」

「アホの暴走だよ。」


 梯が緑茶と矢部に近づいてきた。梯の後ろには田網がいる。


 緑茶と矢部の会話を盗聴していた森市は突然険しい表情になり携帯を床に叩きつけた。

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