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嗚呼、勘違い
森市〆はラジオ局の自動販売機の前でコーヒーを飲みながら、動画を見て一人ほくそ笑んでいた。
〈俺は偉大だ。あのアドルフ・ヒトラーをも超える存在になれるかもしれない。俺がラジオで喋っただけで 3人の仰怪人が誕生した。もっともっと仰怪人を増やしキモライザーのような幹部仰怪人を育てなければならない。宮崎を制覇した後は日本を征服して首相となり、ゆくゆくは世界制覇だ。〉
「最近の〆さん、おかしいよね。」
「そうそう、時々薄気味悪い笑い方をする。」
森市〆と一緒に番組を担当しているパーソナリティーの女性二人は〆から少し距離を置いて話した。
二人の女性パーソナリティーの影に真と実は侵入していた。
「森市〆はいい方向に暴走している。」
真が言った。
「勘違いしやすい性格だね。たまたまうまくいくとそれが自分の能力だと信じている。」
実は笑いながら言う。
「もう少し暴走されるさせるかな。事件に発展しそうになったら止めればいい。」
「そうだね。僕達はダークヒーローだから。でも思いっきり暴走させて、たまにはヒーローに手柄を立てさせるのもいいかも。」




