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正当防衛

 国道220号線は混んでいた。仰怪人のニュースや投稿動画を見た野次馬が集まり始めている。そんな中、パトカーの無線が慌ただしく鳴り始めた。宮崎神宮の仰怪人が暴れ始めたようだ。その様子は動画でも生中継されている。

 (かけはし)絵楠えなんは投稿された動画を再生して、

「やっぱり。」

と言う。田網 嶺太(たあみ れいた)

「何が〈やっぱり。〉なんだ。」

と尋ねる。

「今回もそう。仰怪人からは先に手を出してない。騒いでいる仰怪人に誰かが掴みかかったり殴りかかるから仰怪人は正当防衛の名のもとに反撃して、結果過剰防衛になっている。でもそこまできちんと報道している マスコミはないわ。」

 梯がそう言うと田網は

「喧嘩の最初の小競り合いなんてそんなもんだろ。」

と当然のように言った。

「自然な成り行きの乱闘ならまだいいけど、仰怪人から手を出したことが一度もないのに仰怪人と影を犯罪者として結びつけるのはおかしいわ。警戒の範疇じゃないの。言い方は荒っぽいけど仰怪人はあくまで言葉で意思表示してるのよ。」

 少し濁しながら話す梯に田網は尋ねた。

「何が言いたい。」

「上層部とヒーローズとは結託してないわよね。影を悪に仕立て上げるために。」

 田網は突然何を言い出すんだという表情をして梯に言う。

「それも緑茶先生の受け売りか。」

「勝手に妄想してなさい。無能警察官。」

 梯は緑茶の多用する言葉を借り、田網に言い返した。

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