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 森市〆(もりいち しめる)は今日もマイクの前で饒舌だ。


《何でも投稿してください。投稿した内容に関して我々は守秘義務があります。SNSのような公の場ではありませんから侮辱罪にもなりません。嫌なことがあったり、気に入らない奴がいたり、そういう時はラジオで発散してください。どうぞご安心を、ここだけの話ですから。我々はリスナーさんの心をクリーンにする裏稼業です。そして世の中もクリーンにしましょう。何でもお待ちしております。》


 喋り終わった後に森市はリクエスト曲を流した。森市は妄想に耽りニヤニヤしている。そんな森市を孔巾 空歩(こうきん あきほ)が眺めている。森市の影は日之影真が、空歩の影は(みのる)が操っている。

 世の中に不平不満をもって投稿してきたリスナーのアドレスやファックス番号から個人を特定するのは容易だ。通信会社や携帯電話ショップのスタッフの影を操れば個人情報はダダ漏れになる。


「光があれば影ができる。複数の光で影を消しあうことが本当の正義ではない。光の強さは貧富の差の象徴だ。」

 真は心で呟やいた。

「兄さん、難しい話はやめようぜ。」

 実も心の中で呟き返した。

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