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影の正義

「では(わたくし)の方からハムカイザーと名乗った男、そして最近頻繁に出没している仰怪人についての説明を行います。」

 補佐の山村隆一はそう言って喋り始めた。

「まず最初にハムカイザーについての結論から申し上げます。ハムカイザーは昨日突如現れたためまだ詳しいことは何も解っておりません。一方の仰怪人についてですが、こちらは一種の被害妄想に近い症状だと考えられています。一般的には仕事や私生活でうまくいかない場合に発症します。[自分は努力しているのに成果が認められない]その結果、[誰にも認めてもらえない]そういうストレスからの症候群で結果としては暴力行為に及んでしまう例が多々見受けられます。」


 山村隆一の会見放送を聞いていた安川は天野に尋ねた。

「光と影の事は対策室には伝えてないのか。」

「いや、伝えてるよ。」

 天野の返事に

「そうか、警察はまだ伏せているんだな。」

と岩宿は苦笑とした。その反応を見て天野が話し始めた。

「ミッドウェー海戦の話をしなくてはいけないな。」

「ミッドウェーって太平洋戦争のか。」

 安川は驚いた表情で天野の顔を見ると、天野は喋り始めた。

「ミッドウェー海戦はハムカイザーの…おそらく曽祖父なんだろうが彼の判断一つで勝てたかもしれなかったんだ。」

「おいおい、おまえの妄想じゃないだろうな。」

と岩宿は言い、

「詳しく説明しろ。」

と安川が言うと、天野は一言、

「分かった。」と答えた。

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