表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/102

会見

 翌日、THK(帝国放送協会)宮崎と民放2社のテレビひむか、HRTが朝から特番を組んだ。宮崎県警中央署生活安全部魑魅魍魎対策室からの最近多発している事件に関する報告会見である。本来なら生放送にしたいところだが会見中にハムカイザーが現れる可能性があるので最終的には録画を放送することになった。


 天野、岩宿、安川は天野の部屋にいた。大型液晶テレビの前で会見が始まるのを待っている。

 会見が始まると3人の姿が映った。宮崎県警察本部長と魑魅魍魎対策室室長西郷俊介、室長補佐の山村隆一だ。

 画面に映った3人は定石のお辞儀をした。

 最初に本部長が

「これより、最近多発している傷害事件についての報告会見を行います。内容は昨夜ニシタチに突如現れたハムカイザー、並びにそれ以前から頻繁に出没している仰怪人と呼ばれる集団に関してで、これらの事件に対応するために魑魅魍魎対策室を生活安全部に設置したことを報告いたします。では魑魅魍魎対策室室長補佐の山村が詳細の説明を行います。」


 会見報道を見ながら天野が言う。

「マスコミは招待してないんだよ。」

 安川が

「やはりそうか。マスコミにはかなりの仰怪人が潜伏しているという噂があるからな。それから警察にもな。」

と補足する。

「この会見の場にハムカイザー現れてもおかしくなかった訳だよな。でも登場しなかったんだろう。」

 岩宿が言うと

「登場したら撮り直すだけだろ。」

と安川が笑った。天野は会話に加わらずに真剣に画面を見ている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ