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幼さ

作者: 郡山リオ

気が付いたら手を引かれ歩いていた

私は何をしたいのかもわからないまま

気が付けば一人きりになっていた

それでも止まることもできないまま歩き続けた


寂しくなって誰かに声をかけようとしてみた

だけど助けてほしいと伝えることすらできなかった


自業自得、自己責任、そう言って抱え込んで

楽しそうにしているのを遠くから寂しく眺めているだけだった


早く大人になりたいと思った

大人になればそんなことはなくなると思っていたから


自分の弱いところなんてすべてなくなると思っていたから

自分の嫌なところなんてすべてなくなると思っていたから


これからは自分の好きなところを探していきたい……





人の波に流されそうになりながら歩いた

同じことをしていてはダメだって知っていたから

気が付けば周りには誰もいなかった

それでも振り返らないで歩き続けた


助けてほしくて誰かに声をかけようとしてみた

だけど誰も自分勝手にする私を信じてはくれなかった


日頃の行い、私が悪いんだ、そう思って諦めて

自分がたった一歩を踏み出す勇気がなかっただけだった


早く大人になりたいと思った

大人になればそんなことはなくなると思っていたから


自分の弱いところなんてすべてなくなると思っていたから

自分の嫌なところなんてすべてなくなると思っていたから


これからは自分の好きなところを見つけていきたい……


楽しそうにしているのを遠くから寂しく眺めているだけだった

自分がたった一歩を踏み出す勇気がなかっただけだった


自分の弱いところなんてすべてなくなると思っていたから

自分の嫌なところなんてすべてなくなると思っていたから


これからは自分の好きなところを増やしていきたい……

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