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伍~この世界について~

さて、色々と話を……ってその前に五人の名前とか聞いとかないとな。


「君たち、名前は?あぁ、ぼくから名乗るべきかな?ぼくは(のぞみ)結城(ゆうき)望以後お見知り置きを。」

と言ってぼくはお辞儀をした。無礼には見えないと思うんだけどどうかな?

すると盗賊の女の子が慌てて、

「え!?あ!あ、そうですね!!名前!私はパレです!!あ、これ言って良かったかな?」

と言った。言った後に魔法使いの男に確認するように聞いた。やはりこいつがリーダーだな。

「まぁ………改めて自己紹介させてもらおう。僕はグラン。職業は魔法戦士だ。よろしく。」


あ、職業はやっぱりあったか。よしよし、この調子で全員の名前を聞いていきますか。


戦士がカルト。

魔法使いがミラ。

テイマー(魔物使い)がリシャー

そして先ほどてんぱっていたパレ。職業は盗賊らしい。


うん、職業ごとに別れていて覚えやすい。助かったな。


名前も教えてもらって一段落したところで、

「あの、もしかしてノゾミさんって迷い人なんですか?あ、迷い人って言うのはこの世界じゃない何処からか現れた人のことで………」

リシャーがぼくに聞く。

迷い人?そうなのか?可能性はとても高いなぁ………そうかも。


と、考えていると

「おい!どっちなんだよ!?」

と、カルトに怒鳴られた。え、酷い。

すると

「ちょっとカルト!ノゾミ君が驚いてるじゃないの!!」

「あ!ご、ごめん、パレ!」

と、パレが怒る。おー、カルトが押されてる。この男、パレに強く当たれないのか?女々しいな。


ん?君?あ、もしかしてこれ勘違いされてる気がするんだが。まあ、とりあえず話を進めなければ。


「まずはリシャーの質問に答えるよ。多分だが、ぼくはその迷い人に該当すると思う。此処とは全く違う世界だからな。」

ぼくがそう答えると、グランが、

「異世界人に会えるだなんて………しかも__」

ん?最後の方聞こえなかったな。まあいい。

「グラン?!はぁ。ノゾミさん聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?」

ミラが言った。うーんグランは何を言っていたのだろう?そういえばさっきから二人で話してるんだよな。時おり『異世界』とか『口説く』とか言ってた気が…………二人は解ってるみたいだな。

まあ、それは置いておいて、

「別にいいよ。」

と、ぼくは答えた。

「ありがとうございます。昔から言い伝えられている話なのですが、ノゾミさんが住んでいた国は清とか、日本、中華人民共和国などの名前の国なんですか?後、そこに住んでいた殆どの人が目も髪も黒かったと云うのは本当ですか?」


え!?異世界ってぼくが元々いた所だけなの!?


「………あの?」


………あ、驚いて対応が…………まだまだ未熟だな。

清とか、中華人民共和国があるなら時空を飛び越えてないなら最近から400年ぐらい前の話だな。時々来てるのか?

あれ?中華民国はないのかな?


答えないぼくを見て、警戒されていると判断したのか

「国を挙げて勇者召喚等がされているんだ。人類の敵、魔王を滅ぼす為にね。その勇者様のお話しが逸話として残っているんだ。」

と、グランが教えてくれた。


うん。こっちの身にもなって欲しいよ。御飯食べてたら急に知らないところに居るだなんて色々辛い。お風呂とか、もっとやばいことしてる最中だったら、どうするんだろう?

…………ならなかったことに感謝しよう。


「あぁ、ごめん。少し驚いただけだよ。ぼくが住んでいた世界からしか人が来ていないんだと思ってね。ぼくは日本に住んでいたんだ。髪と目はたしか、ぼくらの人種は黒目は殆んどいないはずだよ。黄色人種って言って肌が少し黄色っぽいんだ。他にも白人とか、黒人とかいるけど、多分黒人に黒目黒髪は多いんじゃないかな?ぼくは、少し珍しいらしいし。」


ぼくの親もぼくをおかしい。普通じゃないって言ってたからな。


五人はワケわからんって顔してた。うん、これは詳しく言わないと伝わらないだろうな。ま、聞かれたことだけ答えるなら、


「まあ、君が言ったことは正しい。ぼくは日本人だ。でも後ろの方は違っていて、髪は黒い人もいるけど、黒い目の人があんまりいないってことだよ。」


これなら解るかな?さて、今度こそぼくの質問にも答えてもらわなくちゃ。

少し不十分なので、知りたい人向けの補足です。


日本人は黒い目は殆んど居ません。殆んど人がダークブラウンの瞳をしています。黒い目の人に見つめられると引き込まれるように感じるそうです。

黄色人種で生まれる黒い目の人の特徴は肌が白くて髪が真っ黒な人です。

この主人公はこれに当たります。

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