船は流れる
掲載日:2016/11/24
荷物は少ないけど 心は重い
旅をするにはちょうどいい
背負っているのは 恋と別れ
忘れていくには大きすぎる
あなたがくれたものだから
私は寂しくなんかない
金の月が波間を照らす
笛の音が夜を彩る
流れゆくのは 運命の船
涯てから涯てへ 大地を繋ぐ
潮風に濡れた継ぎ接ぎの服
着替えもないのが旅らしい
持っているのは 恋と命
忘れていくのも難しい
あなたがくれたものだから
私は振り返ることもない
金の月が往く手を照らす
笛の音が踊りを誘う
流れゆくのは 運命の船
涯てから涯てへ 二人を繋ぐ
アンブロシアーナ作『波間歌集より「船は流れる」』




