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どんな顔するだろうか

 蒼介の家の近所は住宅街で、この時間は行き交う人もほとんど居ない。

 昼間に来る時は犬の散歩をしている人や、子供連れの主婦などによく出会った。

 今は、人気がなく静かな住宅街で、私一人がのろのろと歩く。

 いつもより二倍くらい時間をかける。

 結局、メールに返信はなかった。

 もっと早く連絡しておけばよかった。

 何時位に着くか伝えておけば、こんなに戸惑う事はなかったのに。

 待ちくたびれて寝てしまったのだとしたら悪い事をしてしまった。

 目的地まで1、2分という頃、メールに着信があった。

『ごめん、実は今、目が覚めて。準備も出来てない!まだかかりそう?』

 内容を見る限り、今、起きたみたいだ。

『もう着くよ』

と返信しようかとも思ったが、急に現れて驚かせようと考え、そのまま家に向かった。

 不安が一転して楽しみに変わる。

 どんな顔をするだろうか。

 あの好きな笑い声が聞きたい。


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