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あれから1年が経った。私の1年に及ぶ情報収集の結果、私は今6歳だ。あの時のことを整理してみると、どうやら私は記憶を持ったまま転生したらしい、ということ。輪廻転生ってやつかな?


そして、私の現在の状況は柏崎組17代目というヤクザの親分の孫娘…


って、めっちゃ危ないよね!いつ捕まるかも分からない。毎日いつ生活の目処が立たなくなるか…ああ!もう考えちゃダメだ。


だがまあ、今は一応お嬢様なのである。一応…

例え、昔メイド(仮)だと思っていメイド服の女性がボディーガード兼私の武道の指導役だとしても!例え、家の中をやばそうな格好をした人しか歩いていなくても!例え、幼稚園で友達が一人も居なくても、だ。


そして今日は小学校の入学式だ。そう!今日から私のやっと友達が作れる環境が出来るというもの!

なんてったって、今は幼稚園の時とは違い大企業の皮を被ってますからね…ウフフ


あー、もうとっても努力しましたとも!転生前の知識だけを持って転生してしまった訳で、知識しかないのだけれど、奇跡的に私には心理学の知識があった!そう、あったの!そこで私は「お父様~、あれが欲しいわ、でも違う色が欲しいの」的な言葉を巧みに使い、私にデレデレなお父様とお爺様(親分さん)を誘導した訳だ。うん、株式会社の乗っ取りは大成功だったね。何と言っても、うちの両親の夫婦仲が良く、お母様が政治の才をお持ちなのが大きかった。そのおかげでお母様がお父様に助言をしまくった訳だ。


そんなこんなで私は今『社会から干されない暴力団』を目標に資産倍増&裏のない組織を陰ながら作ろうとしている。


と、そんなこと思っているともう入学式が始まる時間だ。私は企業拡大のための人脈作りも兼ねてお嬢様&お坊ちゃま学校に入学することを決めたのだ。それ故に不安が募る。何と言っても、今は何個かの株式会社を持つ実業家だが、1年ちょっと前までは極道一本の方達だ。


ああ~、心配だ、心配だ。子のはずなのにこんなにめ心配しないといけないのはやっぱり前世の記憶のせいね。


私は入場して席についてから眉間にうっすらと皺を入れながら悩んでいた。


…私の周りにちょっとした視線を感じつつ。

そう、隣の子が美人過ぎるのだ。私じゃない。

てゆうか、小学1年生にして美人ってどうよ?可愛いより優ってしまう美しさ。ほんとに綺麗。長い黒髪にここの学校の白い制服が似合う。


と、ここで理事長の挨拶だ。もう式も中盤、私の親もこの空間に居るはず。だとしたら普通に振る舞えているはずだ、と思った矢先…


「「「きゃあああああ!!!」」」


婦人たちの甲高い声が聞こえた気がした。というかやっぱりダメだったか、マイペアレンツ…

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