誰も彼もが気に食わない
……申し訳ありません
暫く更新していないのに気付き、慌てて投稿したダメ人間です
そして、かなり短いです
本当の本当に、申し訳ありません
「……アキラ様、どうか━━━━━」
「黙れ」
サキの懇願をあっさりと切り捨てる。その瞳には、嫌悪、侮蔑、憎悪━━━そして哀しみがあった。
「……前に俺は言ったはずだ。自分の命をなんだと思っているのかと。俺を害する界となる?俺を狂わす災禍となる?だからなんだ!俺の障害となるというのならば上等だ。返り討ちにしてやる!」
「あ、アキラ、様……」
「そんなくだらないことをほざいている暇があるなら、もっと別のことに使え!いつからおまえはそんな惰弱になった!」
暁の感情が極限にまで高ぶる。その身体から発せられる怒りの波動に気圧されて、誰も何も言えなかった。
「今回のことでおまえが己れの何を気づいて何を知ったのかは知らないが、地獄の果てまで俺についてくるんだろう?だったら来い!最後の最後まで自分に、自分の力に抗ってみせろ!すぐに楽な道に逃げようとするやつが一番不愉快だ!」
苛々が絶頂に達したのか、暁がサキの胸ぐらを掴む。
「お前はいつも、俺に対して言いたいことを呑んできたな?いますべて言ってしまえ!言いたいことを我慢するな!その分お前のなかに不満が溜まるだけだ。お前が言葉にしなければ俺には伝わらない!」
「ア、キラ様……」
「はっきり言え!お前は、俺に対して何を抱えている!」
「……が、嫌なんですよ」
暁の言葉に、サキが顔を歪めながら反応した。その顔は、まるで心を病んだ子供のようだった。
「貴方の、その不安定なところが嫌だった!出会ったばかりの時は綺麗事をつらつらと並べる子供だった。ティルカ殿に会ったときの貴方は、みっともないくらいおどおどとしていて情けなかった。凄まじい力をその身に宿しながら精神は幼稚で、まるで、ものを知らぬ頑是ない子供のようだった!偉そうなことばかり言う割りには優柔不断な貴方の未熟さが嫌だった!」
「貴方はどこまで私を惑わせるのですか!?強かったり弱かったり。言葉も思考も滅茶苦茶で、時々、同一人物なのかと心のなかで何度も疑ったこともありましたよ!?貴方はいつも迷ってばかりだ!何に対しても、貴方には物事を冷静に正しく見据えることができていない!すべて上面ばかり良くて、なのに内面は弱くて不安定すぎる!」
「貴方に前世の記憶があるのは知っていますが、この際はっきりしてください!人間と魔将、貴方の心は、いまどちらで生きているのですか!?」
見ていて痛々しいほど苦しげに言葉を紡ぐサキ。いままで言わなかった、心のなかで燻らせていた本音が、初めて暁に伝えられた。
久々に自動車学校がなかったです
……でも、疲れはてました。いろんな意味で