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(充)「な、なんだこれ…………」


そこには草原が広がり奥の方には巨大な城がたっていた。だが充が驚いているのはそのためではない!


(充)「なんなんだあの星は!?太陽なのか!?」


充が驚いて指をさした先にある大空には、太陽の周りに7つの大きな星があり、その星を点として太陽を中心に描かれた巨大な謎の魔法陣が、この世界に神々しい陽光をもたらしていた!


(ロイズ)「あれは耀セヴンよ。それよりタイヨウって何?」


ロイズは『太陽』という言葉に疑問をもったような表情で充を見る。


(充)「………そっか、根本的に全てが違うんだった………」


充は少し頭を抱えた。


(充)「やっぱり俺がいた世界とは違う世界みてぇだ………」


(ロイズ)「世界が違う………もしかして!?」


ロイズは突然充の手を掴んで前方に見える巨大な城に向かって走り出した!


(充)「お、おい!!いきなりどうしたんだよ!?」


(ロイズ)「そうよ………それだったら右手の王家の刻印も説明がつく………」


(充)「一体どうしたってんだよ!?」


(ロイズ)「いいからこのままついてきて!!あそこにある城都にいくから!!」


そしてロイズと充は先程草原の奥の方に見えた巨大な城に向かって走っていく!だが!


(充)「ちょ、ちょっと待て!!落ち着けって!!」


充はロイズの手を振り払って立ち止まった!


(ロイズ)「どうしたのよ!?」


すると充は突然血相を変えてロイズを睨む!


(充)「どうしたじゃねぇよ!!そんなに急ぐことねぇだろ!?一から説明してくんねぇと俺さっぱりわかんねぇよ!!」


充は荒げた声でロイズに怒鳴る!するとロイズは少し考え込んで………


(ロイズ)「………そうね、ごめん。あなたはこの世界の人間じゃないんだもんね。」


次第に穏やかな顔になっていった。


(充)「まずは耀セヴンってやつを説明してくれよ。」


(ロイズ)「わかったわ………っていっても耀セヴンは私たちにとっちゃ日常的なことすぎてあんまりわざわざ調べたりもしないから説明っていわれても………」


(充)「やっぱり俺の世界でいう太陽なんだな………じゃあの周りの星は?」


(ロイズ)「………正直わかんないわ。見慣れすぎてそこまで疑問に思ったことないし。」


(充)「やっぱりそんなもんなのか…………」


(ロイズ)「他のことは歩きながら話すわ。少しでも早く城都にいかないといかないから。」


(充)「おぅ。」


(ロイズ)「………(待っててくださいアーシス様。王国護衛隊ディフェンダー三等兵ランク・サードであるこのロイズ・ファンドーラがあなたの待ち焦がれていた者を連れていきます………)」


そして充とロイズはもう一度草原の奥にそびえ立つ巨大な城に向かって進みだした。

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