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ここは暗く怪しげな雰囲気が醸し出される異世界の古城の地下にある一室。そこには若き女性と杖を持つ老婆と女性の足元に広がる規則的で複雑な魔法陣………
(女性)「準備はこれでよろしいのですね?」
(老婆)「はい。」
杖を持つ老婆は目を閉じて深く頷いた。
(女性)「ではいきますよ、ババ様。」
(老婆)「私はお嬢様の魔法が見事成功なさることを祈っております………」
(女性)「はい………」
すると老婆は一歩下がり、女性は目を閉じて合掌し、呪文を唱えだした………
(女性)「お願い致します、どうかこの世界をお救いください………我が召喚に応えられし救世主様………」
そして魔法陣は次第に黄色い閃光を放ちだす………