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BLACK SERPENT  作者: Mr. Bulldog
Season1
2/11

Chapter 1:追跡者たち

ニューヨーク市・FBI中央病院

退院の日の朝。

スネーク――トム・カーティスは、無言でリストバンドを外すと、無地のジャケットを羽織って病室を出た。出迎えにいたのは、懐かしい顔。


「よう、退院祝いはまだ早いか?」

マイク――コードネーム:スパイダー。タブレット片手にニヤついていた。


その背後に並ぶのは、武器運搬用のケースを引きずるケシー(ローズ)、白衣を脱ぎ捨てるように現れた鑑識官ザック(ベーカー)、そして――

病院の廊下で車椅子の老婆に扮していた謎の人物が立ち上がり、マスクを外す。


「久しぶりね、スネーク」

フォックス。性別も年齢もわからない。姿を変える達人。


「Zがまた動き出した。今度はニューヨークで爆破事件。市民ホールが吹き飛ばされた。遺体は3名、負傷者は22。Zの痕跡は、またしても“煙のよう”だった」


スパイダーは付近のカメラをハッキング。ローズは爆破現場から回収された金属片を確認。ベーカーは爆発物の成分を分析中。


「おかしい。爆薬はZがよく使うHMX系だが、起爆装置が市販品じゃない。しかも……」

スパイダーがスクリーンを指差す。


防犯カメラに、はっきりと“トム・カーティス”が映っていた。


「……いや、それは俺じゃない。こんな時間にここに来てない」

トムの顔が、こわばる。


その場に沈黙が落ちた――だがそれは序章にすぎなかった。


「もう一つ悪いニュースがある」

ローズが端末を見ながら言った。


「爆破現場の遺留品から、あんたの指紋が出たのよ」


その瞬間から、トムは容疑者となった。

ニューヨーク市警はFBIを通さず、直接トムの身柄を拘束しようと動き出す。


「Zが先回りして“証拠”を作った…」

「俺たちの中に情報が漏れてる。完全に罠だ」


スネークの指揮のもと、チームは地下の古いスチーム施設にアジトを移す。

身を隠しながら、Zを追う日々が始まった。


ある晩。

マンハッタンの裏通りで、スネークは奇妙な男に気づく。帽子を深くかぶり、目が合った瞬間に走り出した。


「逃げたぞ。おい、あれZの人間かもしれない!」


スネークはすぐにバイクに飛び乗った。フォックスが変装した通行人を装って道を開ける。


男は地下鉄の通路を抜け、表通りへ――だがそこに待っていたのは、NYPDのパトロールカーだった。


「トム・カーティス! 手を挙げろ!」


「クソッ、今じゃない!」


瞬間、バイクのハンドルを切って裏路地へ滑り込む。

警察車両がサイレンを鳴らして追いかけてくる。

ビルの間、ゴミの山、狭い通路をすり抜ける高難度のチェイスが始まる。


一方そのころ、スパイダーが車内のノートPCで警察サーバーをクラッキング中。


「あと30秒あれば、信号機を全部赤にできる…!」


「30秒もねぇ!」

スネークがバイクをドリフトさせ、工事現場の柵をなぎ倒す。


一瞬の隙を突いて、トムは地下駐車場へと逃げ込む。

タイヤの焼ける音だけが、静寂に残る。


その夜、彼らは新たなアジトへと移った。

スネークは、警察とZ――両方に追われる獣となった。


だが、決して諦めなかった。

仲間と共に、“真実”を追い続ける。


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