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異世界に夢みんな。現実見ろよ

表現の自由に感謝!

自分は犯罪者予備軍かもしれない。はっきり言って街で若い女の人(というお上品な言い方をしておくが)を目にするとソッチのことしか考えられなくなる。色ごとだ。これもまだお上品すぎる気がする。こんな言い方では俺の気持ちを表現するのには圧倒的に足りない風邪の前の塵に同じで候。なので直接ハッキリ気持ちをぶちまける。俺は!Jkと!SEXが!したい!、、。あぁダメだ、こんなチンケなエクスクラメーションマークではむしろ本来の気持ちより若干の下方修正がなされてしまう。しかし、こんなことをもし大声で駅で叫んだらもう人生破滅だろう。いや、表現の自由の適用範囲内になるのだろうか?だとしたら表現の自由勝ち取ってくれた偉大な先人たちには感謝してもしきれないわけでもない。どちらかといえば俺とJkの SEXに一役買って欲しかった。また、これを書くにあたって俺は紙にとりあえず気持ちをぶちまけたが、もしその紙を家族に見られたら余裕で死ねる。とも言い切れないかもしれない。童貞のまま死にたく無い気持ちも無視できないものである。ところで俺は人より少しばかり筋肉のツキがよく、そのことなどからノンケでないと思われることもあり、俺自身もまた男子に対してある種かわいさを感じることもある。しかしながら、前提として、俺が考えるに、ノンケだのゲイだの言っているのは今日の大多数の人たちが便宜上の「区別」をしているだけで、人間の嗜好の対象の性別性という部分はあくまでもグラデーションであり相対的なもので絶対的なものではない。俺が感じた可愛さというのも、その成分のほとんどは大体の人がもっている人間の普遍的母性のようなものが働いたなすぎず、また、それは女子が学校にいない状況に対する代替感情だと考える。あえて「区別」してみるなら、限りなくノンケに近い俺は男子校5年間で小さじ一杯分「普通」の人よりバイかもしれないが、逆にいえばただそれだけだ。自分がなんかであることを確認したのは今日の塾の帰りだ。9時半過ぎの時化たツラした電車に、遊園地帰りのJk二人組が乗ってきた。それを一目見て俺は確信した。俺の股間は自分の本能を想起アナムネーシスした。勃起しかけた。これは、もうどうしようない事実である。しょうがないだろうこれは。汚らわしい、と言われるかもしれないが、事実は事実でそれが俺が圧倒的に感じたことで誰も否定できないことだ。そうした感情、要素を忌避し、文化というヨロイにふんぞり帰っているJKとの SEX経験者は何が偉いのだろうか?Jkはエロいがお前らは偉く無い。そういう人を俺は無意識にも心底呪っていると思うのだ。お上品な一般的価値観メガネでみて汚らわしいと言ったって俺のその気持ちを、その存在をどう否定できる?俺が女子を見て感じることは、SEXできないことがわかり切っていることからくる虚無感とそれと相反する刹那的かつ圧倒的な性欲だ。恋など知らんよ。したことないし。する機会もないという見苦しい言い訳もあるし。話をちょっと変える。そんなに変わってないかもしれない。まず、男子校はクソだ。女子と話すどころか接するどころか同じ空気を吸うどころか、の毎日を過ごしている。男子校は楽しい。男だけしかいないから下ネタを言えたら裸で存在できたりと、異性の目を気にしなくていい部分は確かに大きい。しかしそれが寧ろ逆にすべての鬱屈の根源でもありやがる。埋め合わせとしてどう考えても足りなさすぎる。華々しい最終の1ページはなく、なんとも言えない香ばしい臭いの教室でマジメに勉強することもあれば、寝ることもあるし、雑談することもある。雑談は大抵大体女関係から始まり猥談率が圧倒的に高い。しかしどう足掻こうと、少なくとも俺は恋愛という要素にたどり着くは愚かその風を感じたことすらない。もちろん校外のやつとつるんだりで女子と接点のあるやつはたまにいる。もしくは言わないだけでむしろ俺は少数なのであろうか?いやそんなわけはない。反語は重要なテクニックだよねやっぱり。読者の心を少々ゆらすことができる。しかしそんなことはマジで今どうでもいい。男子校内にリア充してるやつがいるとしても今ここで俺は大体つねに絶望している。俺の心はどこに行きつけばいいの?努力不足とか実力不足とか言われればまぁそれはそうなんだけど俺が言っているのはそういう次元にあらずでござるで候。そういう過程は抜いて今ここで少なくとも俺の可哀想な心はどう救われればいいのか?神はこれを救ってくれるのか?救ってくれるならとっとと曲がり角にパン加えた少女配置しろってんだ。しかしそれも水泡だ。だって俺の学校にその子多分転校してこないもん。もう空から降らしてもらうしかないよねと思う。さっきの話に戻ろう。俺の性欲関数の実況中継だ。俺は自分の気持ちを抑え、あと一ヶ月弱で完成させる予定の世界史に集中しようとした。いや、ムリだ。抑えるとかそういうものではもはやないのだ。「在る」のだ。本能的にも当然だし先述の環境の要因もある。俺はその短いスカートをずりはがしその後はもうなすがまま、暴虐のかぎりを尽くして自分の全生命をかけてその子らとSEXしたいと思った。そして相手の気持ちを想像する余裕など俺には無いのだ。そしてそんな自分の憐れさともうドン引きすら遠くに置いてきたずば抜けた気持ち悪さを自覚せどもなんでもいいからSEXがしたかった。そしてもう消えたかった。しかし俺は、臆病な犯罪者予備軍一兵卒の俺は、あくまでも真面目な学徒のフリを続行した。いや頭に入らなすぎて本当に困った。ウィーン体制もクリミア戦争もカルボネリもサルディーニャもバイエルンも糞食らえだ。今ここでは俺のSEX欲が全てに打ち勝つのだ。本当にSEXがしたい。それが俺の自然な気持ちだった。そして表現の自由はマジで最高だなと痛感した。

表現の自由以外にはそんなに感謝してないかもしれない。

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