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はしゃいでいたあの頃いつの間にかいなくなったあの子の行方はいまだわからないままだ。

作者: かにさはむにだ

読んでくれると嬉しいです!

ある夏の日だった、駄菓子屋の前、蒸し暑くアイスを口に放り込んでいた。その日は、プールに行き午後5時遊び疲れて休んでいた頃だった。そんな時、前を通り過ぎた大学生くらいの男女が、「この辺で有名な心霊スポットがあるって知ってた?」と男が言った、「知らない」と女が答える、「今夜さ、そこ行ってみない?」と男が言うと、「ん〜、いいよ〜」と女、「おっし!」という会話をしながら去っていった。浩平「この辺に心スポなんてあった?」健司「ほら、海沿いのところだよ。」浩平「?」由美「トンネルよ、トンネル」仁志「あそこ今は使われてないけど、少し前まで使われてたんだよ。」浩平「あ〜、あったなそんなところ、殺人鬼が人を解剖してたところだろ?」由美「そうよ」そこは、ある殺人鬼が被害者4人をバラバラにして海に流した、というものだった。しかし犯人は3ヶ月前に逮捕されていた。その犯人はなんと自首をしたという。なぜ犯人が自首をしたかはその顔を見れば1発でわかったという。なぜなら、犯人はひどく何かに怯えていた。それに、犯人はこういっていた。「ごめんなさい。許してください。手足を切ってしまって申し訳ありません。ごめんなさい。・・・」この繰り返しだったそうだ。このことから、当時犯人は異常者や精神障害かのどちらかと疑われたが、検査の結果どちらでもなかった。だから、当時の刑事達は混乱した。でも、1部では、こういう疑いも出回っていた。殺された人が殺人鬼に強い恨みを持ち、そういう障害を与えた。というものだった。でも、現実実がなく再現不可能なので警察は相手にしなかった。では、なぜ?・・・という、ところであった。浩平「・・・なぁ、俺らも言ってみねぇ?」由美「は!?何言ってんの?」健司「それは、やめようよ」仁志「うん、やめた方がいい」3人は、口をそろえていった。浩平「だよなぁ〜」浩平もそう思っていた。少し、紗香にワイルドなところを見せたいだけだったのである。浩平「・・・まぁ、そりゃそうだよな」その時、紗香「みんな、行かないの?」浩平「!?」由美「え・・・」健司「は?」仁志「・・・」紗香以外は紗香の言ってることが理解出来ていなかった。当然だ、紗香以外の4人は行くことに反対だったのに急に行こうと言われたのだ。健司「マジで?マジで言ってるの?」仁志「急にどうした。」由美「あんた、正気?」浩平以外の3人は、やはり否定していた。紗香「私、1回見てみたいんだよね。」と言った。すると、浩平「やっぱり、行こうぜ!紗香もこういってるし」と言った。由美「・・・」健司「・・・」仁志「・・・」なぜ行きたいか分からないでも、なぜかその時3人は考えた。すると、健司「紗香がそこまで言うなら」仁志「うん、そうだね」由美「わかった」紗香はニコッと笑いこういった「ありがと。」浩平「じゃあ、今日の8時にトンネル近くのコンビニに集合な。」健司「わかった」由美「おっけい」仁志「うん」そして、5人は解散した。午後8時・・・浩平「健司と由美遅いなぁ」仁志「そうだね」紗香「・・・」5分後健司「ごめん遅れた!」仁志「きたきた」浩平「ホントだよ」健司「ごめん!あれ?由美は??」浩平「まだ来てない」健司「まじか・・・」浩平「なんかあったのかな?」10分後、浩平「まだかよ」と言い合ってると、由美がダッシュでこっちに走ってきた。由美「ごめん!親に捕まって時間かかった。」健司「あ〜、俺も親に捕まったわ」浩平「ん〜、ならしゃーない」仁志「そうだね」浩平「おし、みんな揃ったし行くか」そして、トンネルへ足を運んだ。コンビニからトンネルまで7分ほどで着いた。健司「あそこになんかない?」辺りは暗いでも、目を凝らすと確かに何かあった。浩平「看板?読んでみようぜ」看板に書いてあった内容は【・・・ほぼとけトンネル・・・長さ2Km横幅10mのこの島で1番長いトンネルです。】浩平「ほぼとけトンネル」由美「このトンネルそんな名前だったのね」仁志「初めて聞いた」健司「まぁ、普段来ないからね」浩平「まぁ、いいや早く行こうぜ」こうして、5人はトンネルの中へと歩き出した。5人はそれぞれ持ってきた懐中電灯で足元を照らした。300mほど進んだところだった。浩平「そういえば、夕方話してたあの2人はもうここに来たのかな?」仁志「ん〜、大人っぽかったしもっと夜とかに行くんじゃない?」浩平「確かにな」由美「でも、私たちより先に来てたらすれ違うかもね」健司「なぁ、まだ半分も行ってないよな?」由美「当たり前じゃない」健司「なんかさ、前から風が来ない?」浩平「確かに、なんか生ぬるい風が少し来るな」仁志「なんかやばくない?」浩平「まあ、今日風強かったし出口からここまで吹いて来てるんじゃね?」仁志「うーん」健司「ま、風くらい大丈夫だろ」仁志「そうだね」それから、しばらく他愛のない話をしていた。それは、怖いという感情を紛らわすためのものだった。しかし、紗香だけは話に参加してこなかった。それどころか、前へ前へと進んでいく。まるで、何かに吸い寄せられていくみたいに。浩平はこのことに気づいたけれどほかの3人は気にしてない様子だった。半分くらいを過ぎた時だった。由美「あれ?なにこれ」そこに落ちていたのは、四角い何かだった、由美「ランドセル?」確かに汚れていたがそれはランドセルだった。健司「なんでここにランドセルなんかあんだ?」浩平「誰かが落としたんだろ」健司「ランドセルなんか落としたら気づくだろ」浩平「んじゃあ、落としたのにも気づかないほどのバカだったとか?」由美「それはあんたよ」浩平「俺は気づくわ!」と言っていると、仁志「ねぇ、じゃああれは何?」と言ったそれは、女性物の靴だった。由美「これって、殺されちゃった人の・・・?」浩平「さすがにそれは無いだろ、そんなもの警察がとっくに持ってくだろ。調査の時とかに」健司「そうだよ」由美「じゃあ、これは何?」浩平「多分、肝試しに来た別の人とかだろ」由美「夕方の?」浩平「知らないよ」とその時、紗香「誰か来る」4人はそう言われると前を見た。確かに光が1つあった。だか、次の瞬間4人はそれを見た時一気に鳥肌がたった。それは、前から来るそれは人間の常識をはるかに逸したでかさの人だったからだ。それは、ゆうに3mを超えていた。それを見た瞬間4人はいっせいに来た道をダッシュしていた。仁志「な、なんだあれ!?」浩平「知らねぇよ!!」健司「うわぁぁぁぁぁ!!」由美「きゃぁぁぁぁぁ!!」浩平「おい、紗香は!?」健司「知るかよ!」仁志「今は、逃げよう!!」由美は泣きながら走っていた。健司と仁志と浩平は恐怖の形相で走っていた。そして、とうとう4人は入口までたどり着いた。浩平「紗香を置いてきちまった・・・どうしよう・・・」息を切らせながら言った。由美「しょうがないじゃない!!あんなの見たら!」健司「そうだよ!」仁志「怖い怖い怖い怖い」浩平「う・・・うぅ・・・」浩平はその場で崩れるように泣いた。そして、各々重い足取りで家に帰った。浩平宅・・・浩平「ただいま」母「お帰り、どうしたの?」浩平「・・・」母「?」浩平「う・・・うぅ・・・」母「どうしたの!?」浩平「紗香が・・・紗香が・・・」母「!?」浩平「紗香を置いてきちまった・・・」そして、浩平はまた、その場で泣き崩れた。その時、母「何言ってんのあんた!?紗香ちゃんはもう居ないんだよ!?」浩平「?」浩平はわけも分からないまま顔をあげた。浩平「紗香がいない・・・?」母「そうよ!!紗香ちゃんは3ヶ月前に・・・」そして、母もその場に泣き崩れた。浩平は混乱していた。当たり前だ、今日までちゃんと自分たちの周りには必ず紗香がいたからだ。浩平「だからいたって・・・」そして、浩平は思い出した。紗香がある殺人鬼人は殺されてしまっていたことに・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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