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カフェ Ⅱ
生まれも定かでない俺、東堂 いつき(東堂いつき)
名前なんてなかったから、施設の名前をもじってつけられたらしい
バイト先の古本屋に向かっている
『おっと、今日は遅番だった!
行きつけの喫茶店に行かねば
超お得なランチセット、待っておれ~!!』
背中を丸め
ぼさぼさの髪
いつの時代?の丸眼鏡
無精髭をはやし
よれよれのシャツ
しわしわのジーンズを履き
お目当ての喫茶店へ
カランコロン
小さなこじんまりとした店内
お昼過ぎのこの時間
胡散臭い奴が来たなんて誰も気がつかない
窓際の小さなテーブルには
本を読みながら、たまにコーヒー飲んでいるご婦人
真ん中には、こっちから見ればイチャイチャしているカップル
壁際には何かを必死に打ち込んでいるサラリーマンがいた。




