表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンガイドさんの仮想現実生活ログ  作者: まいなす
『第0話 ダンジョンガイドさんは困った』
26/183

25

「はーい、注目」


 俺は頬をだらしなく緩ませているゴッドヒルトさんに両手を叩いてアピールした。


「もういいだろう? 勘弁してくれよ、なー。ちゃっちゃとカギと三人をこっちに引き渡してさー。そろそろこの辺で手打ちにしようや。俺、もう帰りたい」


「あ? ああ、仕方ねえな。もうお前、帰っていいぞ」


 猫払いするようにしっしと手を振るゴッドヒルトさんにイラ。だめだ。いくら俺でもそろそろ沸点間近で突沸しそう。


「それはどうも」


 目頭を押さえながら、俺は右手のひらをゴッドヒルトさんに差し出した。


「………………」


「………………」


「…………………」


「…………………おい」


「んだー? その手は。握手でもしてほしいのかぁ?」


 すっとぼけんなや。


「ちげーよ。カギだよ。カギ。手枷のカギ。あんたがその汚い胃袋の中に隠してるもん。ほら、さっさと吐き出せよ」


「ああ? ああ! そういや、そうだったな。わりぃ、忘れてたぜ。ほらよ」


 ぺッ。

 ………………。

 ゴッドヒルトさんの唾で汚れてしまった自分の右手を見て俺は目がテン。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ