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「はーい、注目」
俺は頬をだらしなく緩ませているゴッドヒルトさんに両手を叩いてアピールした。
「もういいだろう? 勘弁してくれよ、なー。ちゃっちゃとカギと三人をこっちに引き渡してさー。そろそろこの辺で手打ちにしようや。俺、もう帰りたい」
「あ? ああ、仕方ねえな。もうお前、帰っていいぞ」
猫払いするようにしっしと手を振るゴッドヒルトさんにイラ。だめだ。いくら俺でもそろそろ沸点間近で突沸しそう。
「それはどうも」
目頭を押さえながら、俺は右手のひらをゴッドヒルトさんに差し出した。
「………………」
「………………」
「…………………」
「…………………おい」
「んだー? その手は。握手でもしてほしいのかぁ?」
すっとぼけんなや。
「ちげーよ。カギだよ。カギ。手枷のカギ。あんたがその汚い胃袋の中に隠してるもん。ほら、さっさと吐き出せよ」
「ああ? ああ! そういや、そうだったな。わりぃ、忘れてたぜ。ほらよ」
ぺッ。
………………。
ゴッドヒルトさんの唾で汚れてしまった自分の右手を見て俺は目がテン。




