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遠い地より

作者: 函丞 蒸機

「ここは、、、」

何処だろうか…記憶が無い、いや今までのことは覚えているのだ

我が国で生まれ育ち、考古学者として研究を繰り返す日々、しっかり覚えている

しかし何故ここに居て、ここが何処で、何をしていたのか覚えていないのだ。

ここはどんな場所だ?地面は灰色だ、写真で見た月とよく似ている

大きな山脈や窪みが周りにいくつもある、クレーターであろうか

空が闇のように暗くなっているのを見る限りでは空気はとても薄い、またはほとんど無いようだ

しかし呼吸は出来る、それもとても楽に、自分にとっては最適の環境だ

そして太陽がとても近くにあるように見える、触れると思えるほどに大きいが、暑くは無い。

しかし家も、店も、住民も、家族もいない、全てが無機質に思える場所だ

私の他には何も無い、そう思っていたが周りをよく見渡すと植物がいくつもあった。

丸く、根っこのようなものが伸びた植物だ。

その植物はいくつもある、どれも周りと同じように、無機質で動きが殆ど無い

しかし意思があるようだった、と言うのも、私に語りかけてくるのだ

そしてその声を聞いた時、すべてを思い出した。

ここは私が望んだ場所なのだ、私が望んだ人生なのだ

しかしそれがどんなに恐ろしいか分からなかった…

私は考古学者として研究をした、そして知りすぎてしまった、だか知らなすぎたのだ、、、

私は精神と約束をした、協力する約束を、

私は自分自身の根っこのようなものを見て、遠くに浮かぶ青い星を見て、絶望した。

「私の、人間の星はもう無いのだ、、、」

初投稿です、よろしくお願いします!

クトゥルフ神話を元にした超短編小説です

600字ほどでしたが、内容わかりましたか?

これはイスの大いなる種族と

何かを約束をした考古学者の話です

約束の内容や考古学者の考えについては

短く、曖昧に書いたので

皆さんがそれぞれで想像してください

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― 新着の感想 ―
[一言] 私もクトゥルフ神話ものを書いていますが、こうゆう曖昧な感じは好きです。 飛行するポリプに注意www
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