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激愛  作者: Lavia
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負けない気持ち 四話

むこう側で倒れていた四人と千夏に急所をやられた一人



そして俺・・・・


パトカーが出動して大変な騒ぎになった。



「おまわりさん この人は悪くないんです。

急に襲われて…私を逃がしてくれたんです!!」



千夏が説明をしてくれた。



「きみは顔を殴られたんだね?」警察官の質問にも

千夏らしくキビキビと答える。



その後からもう一人警官が近づいてきて


「大田さん その男子谷岡中の 『溝端』です。」と言った。



「溝端ァ?」警官の顔が一気に厳しくなった。



「おまえ…溝端…陽之助か?」



「はい……。」



「ずいぶん暴れてるよな?この間は北中の生徒とやったんだってな?」




「俺はやってません。」

勝手に俺の名前を使って動いてる

友達のふりをした奴らだ。



「おまえの名前 北中からあがってたぞ?

一度 しょっぴこうってちょうど思ってたんだ。」




「俺は…その話は後で聞いただけで……」

慌てて説明するが



「どっちにしてもおまえが頭なんだろ?」警官の声がきつくなった。



「勝手に頭にされてるだけだ!!」 俺も必死で食い下がる。




「なおさらそれなら…そいつらを封じ込めないと

おまえの名前で悪さしてんだぞってことになる。」




「俺は一人でいいんだ。

仲間とか全然いらなし・・・行動だって誰とも組んじゃねーし…」



また一人警官が近づいてきて

千夏に家まで送るよと言った。



「いいです…一人で帰れます。

彼に送ってもらいますから……」



「唇腫れてきたな……一応話し聞くか?」



俺は

「この人は巻き込まれたんだから警察なんて行かなくていいだろ?」




「そうはいかないさ~

暴力振るわれたんだ。その顔で帰ったら両親も驚くぞ。」




可愛い千夏の唇の端が 真っ青になっている。



「警察って…親に連絡するんですよね?」

千夏の声が動揺している。




「もちろん…親が迎えにきてから家に返すから」




俺の手を千夏がギュッと握った。



これから起るはずの…妨害のプロローグが幕を開けた。




千夏も巻き込んで…警察署に連れて行かれた。

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