表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激愛  作者: Lavia
48/190

扉 七話

志摩ちゃんの手伝いもあって うまく玄関を突破。


教室に入ると一斉にみんなの目が飛んできた。




「めぐ?」女子が数人とんできて私をっこん徐。



「誰かと思ったよ~」




「ちょっとイメチェンしてみたの。」





「ちょっとじゃないよ~すごい誰か一瞬わかんなかった~」



みんなの視線が気持ちいい。




「よく玄関でつかまらなかったね。」




「志摩ちゃんが隠して走ってくれたの~」




普段あまり接触のなかった男子まで寄って来た。


人に注目されることなんて今までなかったよ。

おねえちゃんはいつも輪の中心にいたっていうけど

こんな気分だったんだろうな……。




「問題はゴリラだね~きっと……」



「いいんだ~ちょっと今日はやりすぎだったから

明日はもう少しおとなしくしてくる。

仕方がないから怒られてくるよ~」



みんなが注目しているゴリラがチャイムとともに入ってきて



すぐに私に目がとまった。




「おい…おい…頼むよ小山内…」



「すみません!!!やりすぎでした。」



私が大きな声でそう叫ぶとクラス中が大爆笑になった。




「反省してるのか?」




「はい~」




「わかったけれどもとりあえず職員室に行って

ちゃんと話してこい。

今は、指導部は山岸先生がいたはずだ。」




  こんたは…?



でも半分よかったと 半分ガッカリと……。




「わかりました。」




「それにしても変るもんだな~感心したよ。

女は化け物だな~」



ゴリラの言葉にまた大爆笑した。



「それは休みの日にしろよ。」




「はい~」




怒られてるのになぜか楽しい……自分が生まれ変わったような気がした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ