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激愛  作者: Lavia
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扉 四話

「めぐ!?どうしたの!?その頭!!」

帰ってきた両親が驚いている。


それはそうだよね…。

多分こんな髪の毛 いままでしたことないから…




薄茶色の髪の毛も手伝って 私は今までの私とガラーっと印象が変わった。




「どうして髪…ママそういう髪嫌だわ。

めぐには長い髪の方が似合うのに…男みたいで…

これからまた伸ばしなさいよ。」




「はい…ごめんなさい…」と今までなら言ってたけど




「私は気にいってんの。」思い切ってそう言ってやった。



ママが私が言葉を返したことで少し驚いている。

今まであたり前に ママに言われたことには素直に応じてたから



それはビックリするよね……。




「どうしたの?学校で何かあった?」


すぐ 学校のせいにする……。



「明日から行くよ。

気分転換したかったの。なんだかスッキリした。

早く短くしたらよかったよ。」



首筋がヒューヒューする。

これから冬になるのに…風邪ひいちゃうかも・・・・。



ほんとに男の子みたいだ




少しやりすぎたかな……




  こんた どんな顔するかな……。




おねえちゃんの面影がなくなって ママやパパみたいに

驚くんだろうな……。



悲しがるかもしれない……。





だけど…そうでもしないと私は いつまでも

おねえちゃんを思い出す道具でしかいられない……。





私は 恵美だから



明日目覚めて あの扉を開く時



違う恵美になる……。




そして…おねえちゃんじゃない私を

彼に愛してもらうんだ……。




私は 恵美 ・・・・・。




おねえちゃんを思い出す道具じゃないんだ。

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