表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激愛  作者: Lavia
31/190

甘い時 十話

そんな私を


彼は 無表情で私を見つめた。



その表情に私は慌てる……。



「そんなに見ないで…私…軽いわけじゃない…

男の人と付き合ったのは 初めてなのに…だから嫌いにならないで…。」



すがるように 彼の腕をつかんだ。






「送ってくよ。」彼は立ちあがって 下に降りていった。




私は茫然としたまま 部屋でぼーっとしていた。




私には女を感じない…?

そんなに魅力ないのかな………。




ショックだった。





どうして抱いてくれなかったのか 怖くて聞けなかった。





車の中でも 口を聞かなかった。

彼も何も言わなかった……




会話を模索したけど 何も浮かばない……。




沈黙が怖かったのは……

本当の彼の横顔が 冷たく見えたから………。



私に見せてくれる優しい微笑みと 真逆な冷たい横顔……



どっちが本当のあなたなの?



抱いてほしいっていったのは悪いことだったのかな…




「じゃ…また~」



いつもの道で車を停めた。




「おやすみなさい…」



  いつでも行ってもいいんだよね?



そう確認したかったけど…聞けなかった。




夢の絶頂から 突き落とされた気分だった。


自分の言動に後悔するだけで

穴に入りたかった。




涙で彼の車が ぼやける……。



彼からもらった 鍵を握りしめた。




甘い幸せにぬくぬくしてた私が一瞬にして 北極にまでふっ飛ばされた様で


彼の車がみえなくなっても 歩き出せなかった。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ