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激愛  作者: Lavia
128/190

愛するという事 七話

職員室に入って中央の椅子に座らせられた。



私はまだ興奮が冷めない。




向かい側の椅子に上級生


私たちはまだ掴みあいのけんかをする勢いだった。



「松田先生と溝端先生 呼んできてもらえる?」




「松田先生は生徒の親がきてて相談室です。」



その言葉に驚いて立ち上がった。




「あ…ごめんなさい。

やりすぎました。

解散していいですか?」



 彼を呼ばないで・・・・・・




その時放送がかかった。




「溝端先生~至急職員室へ~」




  うわ…どうか何事も…おきませんように




しばらくして彼が職員室に入ってきた。



「どうかしたんですか?」私の顔を見た。


私は目をそむけた。




「喧嘩です。女子プロ顔負けの大ゲンカです。

松田先生 お客さんで 後よろしくお願いします。」



体育の先生はそう言うと去っていった。



上級生の方を見て 彼が


「島谷 なんでけんかしてんだ?」



「だって…だってね先生……高山学と イチャイチャしてて

めっちゃムカついたんだもん。

手をつないで走ってたって。」




彼は島谷という生徒を見ながら優しく微笑んだ。



「やきもちか?」



「はい……。」




「やきもちだって・・・きみは許せるかな?」




「はい……。」




彼の目を見ることができなかった。



「人間は嫉妬に狂うと…後先考えずに狂ってしまうから

後で後悔しても遅いから……。

こういう風におおごとにならないように気をつけなさい。」




「はい……。」島谷はそう言って職員室を出た瞬間

入れ替わる世ように


乱暴にドアが開いた。





私は彼とドアの方を振り向いて 愕然とした。




鬼のような顔をした母が飛び込んできた。

そして私たち二人を見つけると



走り寄ってきて



「溝端…溝端 陽之介……」そうつぶやいた。




「ママ…?」私は不安でいっぱいだった。



その後を 担任が追ってきて



「おかあさん どうかしたんですか?」と聞いた。




「よくも・・・・・・・あんたの入れ知恵ね・・・・・。」






そう言うと 彼の頬を力いっぱいひっぱたいた。




「キャ~~何すんのよ ママ!?」



私は悲鳴をあげて 彼と母の間に割って入った。




「また……また現れたのね…この疫病神!!」




職員室の中は異様な空気が流れて誰もが 私たちを注目していた。










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